チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

癒しのわんこ。

僕のアパートは住宅街にあるので、ご近所さんには犬を飼っている人が結構いる。買い物などで外に

出た時、ほぼ確実に犬の散歩をしている人を見かける。故に日常的にいろんな種類の犬を見る機会が

多いのだが、その中で一際気になる犬がいる。スーパーに行く途中にある、一軒家で飼われている柴犬の

成犬だ。室内で飼われている様で外で見ることはないのだが、そのわんこ(仮称)はかなりの頻度で、

カーテンを押しのけて窓外を見つめている。窓越しではあるが頭だけちょこんと出し、柔和な面持ちで

外を見やるその様子は、たまらなく愛おしく思えてしまう。あの場所から見えるのは、あまり代わり映え

しない風景だと思うが、そのわんこはなんだかとても気持ちよさそうなのだ。いったい何を考えて

いるんだろうと僕は興味津々。昨日もあのわんこに会えるかな、と期待してその家の前を通り過ぎた。

いたいた、わんこ。かわええのう。写真を撮ってきたいくらいだがさすがにそれは憚られるわな。僕は

生涯を通じて犬猫の類を飼ったことがないから、パートナーとしてのペットとの生活に大変憧れる。

そもそも戸建の家で生活したことないからねぇ、大型犬のようなペットとか考えられないんだよな。

それなりの世帯収入、そして配偶者等の家族の理解と協力も必要だろうし。子供の頃、休日にゴールデン

レトリーバーを連れてちょっくらドライブっていう、なんともお花畑なリア充ライフを思い描いて

いたのだが、今となってはどれほど分不相応な高望みをしていたのかと苦笑を禁じ得ない。甲斐性なしで

自分だけの生活も困窮するくらいだから、この先もペットとは無縁だ。というか孤独死は確定事項だ。

ようつべで動物動画を観てはニヤニヤしてるのがお似合いだわ。でも、わんこをギュッとしてみたいな。

さぞ癒されるんだろうな。飼育も大変なんだろうが。

 

昨日は吉田大八監督作「クヒオ大佐」を鑑賞。「桐島、部活やめるってよ」他、この監督の作品は一風

変わった味わい深い印象を感じていただけに、本作も期待して観たのだが、どことなくチープさが

際立って面白さが理解できなかった。コメディとは違うしミステリーやサスペンスといったドラマ性が

あるわけでもない。堺雅人の演じるクヒオ大佐はなんだか出来の悪いコントを見ているようで、これが

実話に基づいているって言われても釈然としないよなぁ。 時折見せる過去に繋がる心理描写も中途半端

じゃないかな。いやぁ、わからん。

 

しかし早速生活習慣の改善に挫折したな。まったく廃人ですなぁ。