チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

カキムシル夏。

暑さに苛まれる日が続いたせいで、ストレスにより頭皮の炎症部を掻きむしる悪癖がぶり返してしまった。掻きむしると言ってもバリバリと派手に掻き散らすのではなく、人差し指でポリポリとイッちゃう程度なのだが、執拗に手当たり次第攻めるので頭皮はそこかしこ真っ赤である。元々、アトピーで炎症の素地があるところに、そんな無慈悲な攻撃を加える行為を止めたいのは山々だが、なかなかどうして自制が利かない。掻いてはクスリを塗りたくり、治り始めたところをまた掻くという悪癖スパイラル。瘡蓋を引っぺがして出血させたところでようやく、あーまたやってしまった・・・と猛烈に後悔する。しかしそれも束の間、また別の場所をポリポリ、その繰り返し。ただ延々といつまでもやり続けるのかというと、そういうワケでもなく、一週間から十日程度で収まってしまうのだから不思議だ。こういうのもいわゆる「自傷行為」の一種だとか、そうじゃないとか。思えば大学受験を控えた時期に始まったこの悪癖。ってことはおよそ20年来の付き合いか。強いストレスに晒されると頭皮に手が伸びてしまう様で、社会に出てからも上司からの吊し上げや、迫り来る納期のプレッシャーに直面するたびに、やり場のない感情の発露をこの行為に代償させてきた気がする。近々、また皮膚科にて件のクスリ、リンデロンローションを処方してもらう予定だが、なんだか薬物依存患者みたいだよなぁ。まあメンヘラなのは事実だし、死ぬまで治らないんだと思うわ。もうイヤこんな生活。

昨日はボアズ・イェーキン監督作「SAFE」を鑑賞。チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、汚職警察の三者三つ巴の抗争を描くバイオレンス・アクション。エグみが強くクセのある演出は観る人を選ぶかも。思わず顔をしかめてしまうくらい痛そうなアクションの数々。90分間、ほとんどドンパチの応酬はやや疲れますわな。キーパーソンの中国人の女の子がどう見てもブチャイクで、そのくせ愛想もなく能面のように無表情だからちっとも可愛くないのよね。ステイサムが我が子の様に親身に接するのもなんだかなぁって感じ。SAFEってのは「金庫」を意味する単語だけど、ド直球で潔すぎるタイトルがステキ。邦画で「金庫」なんてタイトル上げたら製作費出るのかしらん。