チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

処暑っしょ。

3ヶ月予報を聞いた限りでは、今年の秋口は気温高め、降水量多めということらしい。いよいよ渇水が深刻化してきた地域もあり、恵みの雨とならんことを願うばかりだが、肝心の水がめを潤してもらわないとね。トンチンカンな場所で豪雨からの洪水パターンなんてもう目も当てられませんよ。どこか仰々しい響きで話題の人工降雨装置だが、あんなもんで間に合うのかいな。とまれ、水不足とは無縁の絶対安全圏に住んでてヨカタと切に思うわ。ふひひ。

昨日はリッチ・ムーア監督作「シュガー・ラッシュ」を鑑賞。デズニーお得意のCGアニメ・ファンタジー作品。アーケードゲームで悪役キャラを演じるのにウンザリした主人公ラルフが、ヒーローになる事を夢見て他のゲームに紛れ込むっていうかなり素っ頓狂だが、オリジナリティに富んだストーリー。日本発のゲームが随所でフィーチャーされており、本作の主要舞台であり邦題にもなっている「シュガー・ラッシュ」ってのはマリオカートがモチーフになっているようだ。8bitのドット絵ゲーム世代にとっては激アツな演出の数々に、初っ端からニヤニヤさせられっぱなし。ゲームの世界がコンセントを通じて繋がっており、ハブを介してキャラクターが往来可能になっていたり、各登場キャラが内(ゲーム)と外(リアル)をメタ視点で認識しているのが実に面白い。作品を通して一切の妥協を排しているのが手に取るように分り、只々舌を巻くしかないよねぇ、コレ。子供騙しと思うなかれ、老若男女を問わず楽しめる極上のエンタメ作品なのですよって訴求する感がハンパない。歳のせいか最後はホロリとさせられてしまったワケで。ちなみに本作は吹き替え版のみの公開だったそうだが、断然オリジナル字幕派の僕のような輩は劇場に来るなってことかしら。例えば劇中の主要キャラであるヴァネロペちゃんなんか、吹き替えでキュートだけどちょいウザめの愛くるしいあの感じが出せるとは思えんのだが、はて。返却する前に確認すれば良かったかなぁ。ま、いつか地上波でもやるだろうからその時にでも。