チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

眠りたいんや。

早くも朝晩の冷え込みが秋を感じさせるようになってきた。これまで羽毛布団とタオルケットの二択しかなく、微妙な寒暖差に対応できずに過ごしてきた乞食ルームだったが、この度、勢いで薄掛け布団をポチったったぜい。メンタル復調には睡眠の質改善が急務であるから、寝具には多少の投資は惜しまないことにする。届くのが楽しみだのう。お金があればもっと色々揃えたいんだけどなぁ、とまたもやないものねだりで始まる1週間。今週はちょいと忙しくなりそうだ。

昨日はウォシャウスキー姉弟&トム・ティクヴァ監督作「クラウド アトラス」を鑑賞。マトリックスシリーズで名を成したウォシャウスキー両氏だが、あの頃は確か兄弟とされていたよなぁと思ったらトランスジェンダーだったのね by wiki。ほうほうと納得。本作は6つの異なる時代の物語で構成された一大スペクタクルSF。3時間弱という長尺で、それぞれの物語が交差しもつれ合うように、同時に進行していくというなかなか挑戦的な作品。最初こそその遠大さに取っ付きにくい印象だったが、実のところ6つの短篇集をザッピングしている様な感じで、それぞれの物語がそれほど深く関係しあっているワケではないから、個別に観ればシンプルな作品群と言えなくもない。しかしながらそこは編集と演出の妙で、テンポ良く矢継ぎ早にシーン転換するため、ボケっとしてると置いてけぼり食らうそのスピード感には圧倒されてしまった。一際注目なのは近未来の韓国?ネオソウルが舞台の物語。このパートはサイバーパンクなSFアクションになっていて、どこかマトリックスを彷彿とさせる世界観なのだが、韓国人?の男共が、どれも特殊メイクでスタートレックにでも出てきそうな珍妙な容貌にされているのはどうしたことか。違和感を覚えるどころか、不気味ですらあるのだが・・・。例えばこのパートの設定がネオソウルではなく、ネオトーキョーだったとしてもあの様な描かれ方をしたのだろうか。うーむ。ま、面白かったからいいや。いろいろ発見があるからもう一度観たいね、疲れるけども。