チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

備忘録 March 2014。

無駄に夜更かししてしまい、剰え夜食まで貪ってしまった昨夜。また昼夜逆転生活に陥らぬ様、ここいらで戒めなければなるまいと決意するも、予定は未定。しかし穏やかな天気やわぁ。とりま明日から心機一転ナニカを頑張ろうと思う。後回しクセが祟って、昨年11月から読了記録を付けていなかったので、ここ3ヶ月程の読了分図書を羅列してみる。今度からは読了直後に記録に残そう・・・。

 

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)

 

著者の貧困大国アメリカシリーズ三作目。日本からでは見えにくいアメリカ経済の実情を、丁寧な取材を元に暴露していくその痛快さは相変わらず。コーポラティズム、リボルビングドアなど、企業が国の重要な決定に関与できるシステムが、富める者をますます富ませ、弱者を切り捨てる構造を不変のモノとさせている。アメリカのポチよろしく追従する日本も、右へ倣えと同じ轍を踏むのは自明の理か。

 

プロメテウスの罠 3: 福島原発事故、新たなる真実

プロメテウスの罠 3: 福島原発事故、新たなる真実

 

 

震災からもう3年も経つんだなぁ。遠方にいるとどうしても他人事になってしまいがち。被災地で生きる人々の苦しみや悲しみ、そのリアルなところを少しでも理解できればと、この手の作品に当たる様にしとります。それぞれが個別のエピソード群なのだけど、通して読むと繋がっていく感じ。

 

医者としてはちょっと異色の経歴を持つ著者が綴った、いわゆる医者ムラの世界。病理医という一般には馴染みの薄い立場から、歯に衣着せぬ感じで現行の医療制度についてボヤきまくるのが、なかなか痛快かつ斬新。医療ドラマとか観てると華やかな部分ばかり目につくけど、著者の様な人が現場を支えてるんだろうなぁ。

 

お馴染みモギケンさんと牧師の奥田氏の対談本。キリスト教的観点からの弱者支援の在り方など、連々と。

 

(009)産後クライシス (ポプラ新書)

(009)産後クライシス (ポプラ新書)

 

出産直後に訪れる夫婦仲の危機、その要因を分析し回避する策を提案している。おっさんは幸か不幸か、結婚する機会を得られず仕舞いなので、世間様がどのような悩み事を抱えておられるのか知りたいなぁと思うワケですよ。まぁ所詮これも他人事なんですけどね・・・。

 

タイトルどおりホントにダメダメなひきこもりのM君が著者と出逢い、相談を重ねていく上で、見事人生をやり直し大逆転~って、当然そんな上手い具合には行かないワケですな。最終的には生活保護を需給するコトで、自立へのスタートラインに立つというおハナシ。現状をなんとか変えたいっていう焦燥感はイタい程良く理解できる。ホントに身につまされるわ。おっさんも他人のコトをダメダメなどと言える立場でもないんだよね・・・。

 

本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)

本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)

 

タイトルからして右寄りのヒトは唾棄しそうな作品だけど、「日米地位協定」についてのまさに入門的内容で、非常に勉強になった。斯様に酷い不平等関係を強いられているのに、唯々諾々とメリケンに従わざるを得ない、我が国ってどうよ?ってな具合に、著者の怒りとやるせなさが全編に渡ってほとばしっておりますな。こういうのってイデオロギーとか抜きにして義務教育で教えるべきだよなぁ。

 

ホンマでっかTVでお馴染み、池田センセの作品。ユル~く生きたいヒト向け。つまり僕。

 

変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)
 

ブンイレ日本の創始者にして会長兼CEOの鈴木氏のビジネス論。もちろん日本におけるブンイレの業態拡大から全国展開のおハナシが主軸。こういう成功者の語る自己啓発系バイブル本には辟易するのだけど、押しも押されもせぬブンイレさんのトップのお言葉だけに、なかなか説得力はありますな。どう見てもコンビニはブンイレさんがアタマ一つ抜けているし。ただ、これも偏に鈴木氏の神通力に拠るところが大きいと思うのよね。ユニ黒の柳井氏にしてもそうだけど、後継者育つのかしらねぇ。

 

ゆとり世代→さとり世代へ、若者は変態を遂げておるようで。若者の☓☓離れだの、◯◯男子・△△女子だのと揶揄され、とかく奇異の目を向けられるコトの多い二十歳前後の男女を対象にした、集団討論形式の雑談本。ユルイ。