ぬくぬくと暖かく、そして無味乾燥な生活がアタマの回転を鈍らせ、ボケの進行を助長している。それは自覚しているし、できれば食い止めたいのだけど、部屋に篭もりっきりでは如何ともし難い。
先日、トイレットペーパーを切らしてしまった。普段なら常に残り個数を意識し、スーパーの特売日を見計らって補充するのに、どういうわけかボケっとしていて、あと1個という段になって気付いた。僕は割りと使う量が多い方だから、翌日慌てて別のDSに買いに行ったのだけど、そこで困ったことにシングルとダブルを間違えて買ってきてしまった。取り扱う商品が違っていて、パッと見デザインで気付けなかったということもあるけど、いつも無意識にシングルを選択していたものだから、いざドッチ?という状況で適切な判断を下せなかったのが鬱で仕方ない。
そうだ、僕はもう長らくシングルしか使っていないのだ。一人暮らしを始めてこの方10年以上、敢えてダブルを選択したのは数えるくらいのはず。それなのに何故、今回ダブルを手に取ってしまったのか。間違えたことも凹むけれど、何も考えずボケっと使い続けてきたコトがこれまた嘆かわしい。惰性は怖い。
とりま、仕方ないのでダブルを使い始めた。ふわぁっとしているよね、ダブル。その柔らかさ故に、デリケートな部分にむず痒さすら覚える。しかしシングルと同じ感覚でガシガシ使っていると、すぐ無くなってしまうな、こりゃ。やはり僕はシングルのソリッドな感覚が良い。デリケートな部分がそう言っている。
映画鑑賞記
阪急電鉄の沿線に住む老若男女の悲喜交交の人生を、主に電車内での出会い、語らいを中心に描いたハートフル群像劇。明確な主演というのが存在するでもなく、主に6人の女性について、それぞれが抱える恋愛や人生の悩みについて、ザッピングで巧みに交差させ、物語は進行する。阪急電車がある意味、触媒のような機能を果たすことで、それぞれが互いに悩みやわだかまりを解消しあい、明日へ向かって新たな一歩を踏み出す、的なおハナシですな。終始なんともほのぼのした感じで、ダークサイドのおっさんからすればムズムズする様な作品ではあるよね。普通にリア充諸氏の恋愛事情を聞かされただけやん、それって素敵やんみたいな。
個人的には、進路に悩む女子高生役の有村架純が良かった。あまちゃん以来、メジャーになってきた彼女。この作品当時はまだ初々しさを感じるものの、関西弁でペラペラ喋る天真爛漫な部分と、多感で思いつめる影の部分を上手く演じているなぁと、その才能の片鱗を見た思い。
芦田愛菜の存在感もなかなか。コレで当時5歳?なのだからただただ驚かされるばかり。そんじょそこらの子役とはまるで格が違うわ。ネット界隈で芦田プロなどと称さるのも頷ける(笑)今回はじめて知ったのだけど、兵庫出身だから関西弁がネイティブってコトなのかしらね。オバハンが放つ関西弁はドギツイけど、女の子が話す関西弁は愛嬌たっぷりで耳心地が良い。将来、どんな女優になるのか楽しみだ。もっとも僕が、それを見届けられれば良いのだけど・・・