チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ローライズ一択な男。

暑い日は「暑い!」と言わずにおれない性分なので、今日も「暑い!」と言うとですよ。今週は前半が真夏並だそうで、ここをなんとか団扇とパン一と冷コーで凌ぎたいなと。

昨日もパン一について触れたのだけど、おっさんにとってパンツというのは、ボクサーブリーフのローライズ型一択なのさ。ちなみに高いのは買えないから、ずっとユニ黒さんのヤツ。もう10年以上、お世話になっていると思う。ヨレヨレになったら当然買い替えるのだけど、ユニ黒さんもフラフラ迷走するから、全く同じ型を10年ってワケにもいかないのが難点。数年前までは綿100%でラインナップされていたのに、現在は化繊モノしかないのが残念すぎる。できれば綿素材が良い僕としては、渋々化繊品を買っているんだってこの現実を声高に訴えたいよね、ユニ黒さんに。

ローライズじゃないノーマルタイプなら種類が豊富なのだけど、何故かしら?絶対にローライズの方がスッキリしてて素敵やん。ノーマルは履きたくないでござる!絶対に履きたくないでござる!じゃあ他のメーカーに浮気するかっていうと、シンプルで尚且つコスパ良しなメーカーはどこにもなく。

ときに最近はレディス界隈でふんどしが流行っているとかいないとか。って丁度これを書いている最中にあさイチ!でも特集を組んでいるとですよ。ホンマかいな・・・

女子も「ふんどし」…通気性抜群、デザイン洗練 : 大手小町 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

読了記

特殊清掃

「特清隊長」の異名を持つ著者のブログ記事から抜粋・再構成した作品。遺体痕処理やゴミ屋敷清掃等、一般的な業者が請け負わないような特殊な清掃業務を、二十年以上の間、一手に引き受けてきた著者の体験談がありのままに描かれている。時折、彼が現場で得た人生訓が挿入され、そこには彼の真摯で誠実な人柄が透けて見える。

遺体が見る影も無い程に損壊している様子など、著者特有の言い回しで淡々と表現されているのだが、一度それを脳裏に宿した瞬間に凄まじい衝撃を伴う。視覚や嗅覚を刺激し、さながら疑似体験する様である。もちろん、その様な現場に立ち会った経験が無い者にとって、想像の域を出ないのであるが。いかに過酷で凄惨な状況なのだろうか。しかし、そんな手の施しようがなさそうな現場でも、彼は手際よく片付けてしまい、依頼者の手を煩わせない。

本書の中で、著者は自分の事を随分と卑下している印象なのだが、彼の様な人がいるからこそ、社会はかろうじて回っている。本当に頭が下がる思いでいっぱいだ。

特殊清掃

特殊清掃

 

 

映画鑑賞記

アリエル・ヴロメン監督作「THE ICEMAN 氷の処刑人」("The Iceman" : 2012)

1960年代から80年代にかけて、米国で"The Iceman"と称されたシリアルキラーについて、その半生を実話を基に描いたクライムサスペンス作品。

ポルノビデオの複製・販売を生業としていたリチャード・ククリンスキー(マイケル・シャノン)。彼には寡黙だが誠実な表の顔と、冷酷無比で殺人すら物ともしない裏の顔があった。ある日、仕事上のトラブルでギャングのロイ(レイ・リオッタ)に目を付けられ、廃業を余儀なくされるのだが、その代わりにロイがリチャードに提案したのは、専属のいわゆる「掃除屋」への転身だった。高額の報酬が提示され、その話に応じる事にしたリチャードは、ロイの指示に基づき、次々と殺しを請け負っていく。そんな生活がおよそ10年。妻のデボラ(ウィノナ・ライダー)、そして幼い娘二人には仕事を偽る事で真実をひた隠しにし、自慢の父親を演ずる傍ら、殺し屋稼業を続け、その暮らし向きは良くなる一方であった。ところが突然、ロイの事情で一方的に殺し屋の任を解かれ、リチャードは失業してしまう。家族に何不自由ない生活をさせる、その為の糧を失った彼の人生の歯車は、途端に狂い始めるのであった。

リチャードを演じるマイケル・シャノンは名演だと思うのだけど、役が役だけに、感情移入はできないのよね、そりゃ。幼少期に親から受けた虐待が、彼の精神を正常なからしめる状況に追いやった様で、結果として殺人鬼としての素質を兼ね備えるに至ったと、まぁそんな感じらしい。で、そんな彼がマイホームパパを演じつつ、外では数えきれぬほど残虐な殺人を繰り返していくワケですな。タイトルの"The Iceman"ってのは、死体を氷漬けにして、死亡時期を推定できないよう工作していたことに由来するのだけど、元々彼の発案ではなく、成り行きで組むことになった別の殺し屋フリージー(クリス・エヴァンス)が行っていた方法で、お株を奪った感じ。行き当たりばったりで計画性に欠けるその生き様は、現実味があると言えば確かにその通りなのだけど・・・。何も知らぬまま父を慕い、誇りに思って生きてきた娘二人が不憫でならないね。

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