昨日、S市のIMAXに「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(原題 "Edge of Tomorrow")を観に行ってきた。トム・クルーズとエミリー・ブラントが共演するSFアクションで、地球に襲来した異形の侵略者と防衛軍との死闘を描いた作品である。トム・クルーズ演じるケイジが戦闘の最前線に駆り出されるのだが、戦死する度に何故か過去のある起点に時間が戻って、そこから再びやり直す事になる。彼が死ぬ度に延々とそれが繰り返されるのだが、記憶だけは保持されており、次第に先読みできるようになる。ケイジはエミリー・ブラント演じるヴラタスキと共に、その謎を解き明かし、侵略者の殲滅作戦に臨むという内容で、いわゆるループ系SF作品と称されているらしい。
内容は文句なく面白かった。トム・クルーズは作品選びのセンスが良いと思う。特にここ数年の出演作は個人的に大好きなモノばかりだ。大剣で敵をなぎ倒すエミリー・ブラントもカッコ良く、そして美しかった。最高のゲンジツトウヒになるはずだったのだが、如何せん僕のコンディションが優れなかった。早朝のサッカー観戦で睡眠を十分に取れなかった上、おクスリの影響もあり、開映前から猛烈な睡魔に襲われてしまい、始まってからも没入しきれなかったのだ。その上、3Dメガネとの相性も悪く、目と脳が慣れるまで時間がかかった。睡眠不足のせいだと思うが、こんなに目が疲れたのは今までで初めてだ。残念至極。トム、エミリー、ごめんよ!ちなみに余談だが、エミリーは「風立ちぬ」の英語吹き替え版で里見菜穂子を演じているそうだ。また今度確認してみよう。
映画館を後にすると、その足でハロワへGO!するのがお決まりのコース。ナマ足魅惑のマーメイドな若い女子達が行き交うビル街を、キョドりながらそそくさと通り過ぎる。都心の女子はサレオツ度と露出度が高くていいねグヘヘと、ニヤつく気持ちを噛み殺し、努めて平常心で。帰りしな、冷やかしに家電量販店に入り、スマホをぐりぐりと弄ってきたが、今夏の新機種はまだモックすら置いてなかった。おもむろに使い勝手を試していると、近寄ってくる店員「いまどんな機種お使いですか?」僕「えっと、ガラケーです。」店員「あ・・・」リアルでこんな感じで会話終了。まぁ気持ちは分かる。あくまで個人的に観察した範囲に限ると、未だにガラケーを使っているのは、僕と同じ属性の香りがするヒトだけだから。そんな気がした夏の日の2014。
この夏は大作目白押しでどれも観たいけど、一つ選ぶならゴジラだけかな。