昨日は突然のゲリラ雷雨で電気が瞬断した・・・らしい。らしいというのは、丁度惰眠を貪っていたところで、まるで気付かなかったのである。電化製品がリセットされたのはいいとして、PCの電源が落ちていたのはショックだった。このポンコツノートPCは、電源に繋がっていて常に満充電状態なのに、それでも落ちるとは何事かと。レ◯ボの最安品だし、HDDはカリッ！カリッ！と異音続きだし、お世辞にも大事に扱ってきたとは言えないので、いつお亡くなりになってもおかしくないはずなのだ。毎晩シャットダウンする際に、明日も問題なく起動してくれますようにとお祈りするくらいなのに、停電で無用なダメージを与えるのは非常にヨロシクない。
ここ数日、日中も睡魔に支配される時間帯が多くなり、それが先の惰眠の件にも繋がったのだが、のんべんだらりとしていたら恒例のハロワ参りもパスしてしまった。これまたヨロシクない。それで火曜市へと直行する事にした。これは以前もこの場で触れたと思うが、最短ルートを使うと通学路をガッツリ歩くことになる。昼下がり、丁度小学校の下校時間に差し掛かり、帰宅途中の児童達の集団とすれ違う。居心地の悪さからそそくさと僕が横切ろうとすると、不意に身を寄せ合って、怪訝そうな視線を僕に向ける児童達。僕はそんなに不審な人物に見えるだろうか。見えるんだろうな。確かに、自分の親かそれ以上の齢のおっさんが、日中ほっつき歩いているのだから、さぞかし怪しいに違いない。僕はなまじっかひょろ高いから威圧感をも与えてしまうのだろう。しかし、子供のあの視線はイタい。豆腐メンタルにグサグサ刺さる。
最近、神戸でも女児の行方不明事件が起きたばかりだ。（この件はまだ誘拐事件かどうかは定かではないが）どこの誰が連れ去られてもおかしくないし、いたずらなどの蛮行に及び鬼畜な輩が、どこに潜んでいるかもわからないワケで、親御さんや先生方は心労が絶えないだろう。子供達は変なおっさんは警戒する様に、よくよく聞かされているかもしれない。ならば僕は、変なおっさんに向けられるその視線を甘んじて受けよう。でも、防犯ブザーはいざという時まで鳴らさないで欲しい。アレ、心臓とメンタルに悪いんだわ・・・
映画鑑賞記
古澤健監督作「ルームメイト」（2013）
ルームシェアを始めた女が、ルームメイトの本性に脅かされる日々を描くサイコ・スリラー作品。
ある夜、派遣社員の萩尾春海（北川景子）は、雑貨商の工藤謙介（高良健吾）の車に轢かれ、重傷を負ってしまう。脚の治療とリハビリの為に入院する事になり、また事故の保険会社への対応に苦慮していたところ、相談に乗ってくれた看護師の西村麗子（深田恭子）と親しくなる。仕事を辞めざるを得ない春海が、退院後の生活に不安を感じていたところ、麗子がルームシェアはどうかと提案する。春海がこれを快諾し、麗子が春海の部屋に移り住む形で共同生活が始まる。２人の生活は和やかなスタートを切ったかの様に見えたが、程なくして、麗子が時折見せるまるで別人の様なもう一つの側面に、春海は徐々に脅かされる様になる。
イケてる女優２人の共演によるサイコスリラー。事故で一時的に脚が不自由な生活を強いられる事となった、純朴系の春海が、優しくしてくれた艶女系の麗子と、ルームシェアをする事になるも、実は麗子には恐るべき二面性があったと。んで、ご近所さんの犬が煮込み鍋にされたり、同僚看護師が硫酸浴びせられて殺されたりと、異常な出来事が相次ぎ、あかんこの女完全にキ印ですわ的な展開が繰り広げられるワケですな。そしてそれらは全て、麗子のもうひとつの人格であるマリの所業であることが明らかになる。いわば鬼畜モードであるマリ人格がなぜ発現する様になったのか、そして春海に近づいた狙いは何なのかって部分に焦点が次第に移っていく。序盤でハナシの筋はある程度読めてしまうから、ああやっぱりそうだったのねって感じでそのまま終わるかと思いきや、大ラスはちょっと意外なオチ。割とキレイ目な結末だったけど、個人的には救いがないようなダーク路線のまま締めて欲しかったかも。僕は深田恭子よりは北川景子派だけど、この美女２人は異色な組み合わせで味わい深くて良い。いやぁしかし彼女達ももうアラサーですかそうですか。
