チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

LEGO® ムービー

フィル・ロード,クリストファー・ミラー監督作「LEGO® ムービー」("The LEGO® Movie" : 2014)[BD]

レゴ世界の平凡な市民が、選ばれし者として、平和を守る為に奮闘する様を描く、CGアニメ・コメディ・アドベンチャー作品。

レゴ世界に君臨する巨悪「お仕事大王」は、予言者ウィトルウィウスが保持していた「スパボン」(クラグル)を奪取する。スパボンはレゴ世界の平和を脅かす危険な兵器だった。ウィトルウィウスは、「選ばれし者」が「奇跡のパーツ」を使い、世界をスパボンの脅威から救うと予言する。

それから8年半が経過。平穏な近代都市ブロックシティの一市民エメットは、建設作業員として、日々現場作業に精を出す勤労青年だった。エメットはマニュアル人間で、没個性的であり、職場では影が薄かったが、エメット自身はその事に気付いておらず、充実した日々を送っているつもりだった。ある日、エメットは現場に空いた深い穴に落ちてしまい、穴の奥底で輝きを放つ赤い物体「奇跡のパーツ」を発見する。パーツに触れた途端、エメットはビジョンを見た後に、意識を失う。

エメットが目覚めた時には、お仕事大王の手先、バッドコップに拘束されており、パーツは背中に取り付いていた。バッドコップの執拗な尋問を受け、エメットはマスタービルダーや選ばれし者の存在、そしてお仕事社長=お仕事大王が3日後のタコス・デーに、世界をスパボンで滅ぼす計画について知る。奇跡のパーツを強引に取り外す装置に掛けられたエメットは、既のところでワイルドガールに救出される。彼女は奇跡のパーツを最初に発見したエメットを、選ばれし者だと信じ込んでいた。

ワイルドガールはエメットを連れ、ウィトルウィウスの元へ向かう。ワイルドガールはマスタービルダー(ブロックを使って、どんなモノでも自在に創り出せる存在)の1人で、選ばれし者であるエメットも当然マスタービルダーだと思っていたが、実は普通の人間である事を知り、意気消沈する。エメットと対面したウィトルウィウスは、上の世界の存在をビジョンで見たエメットこそ選ばれし者であると確信する。ウィトルウィウスは雲の上の楽園でマスタービルダーの招集を呼びかける。

雲の上の楽園に向かう途中、エメットらはバッドコップの猛追を受け、救出に来たバットマンと合流する。辿り着いた雲の上の楽園で、エメットはオフィスタワーに乗り込み、お仕事大王を倒す決意を述べるが、マスタービルダーらの顰蹙を買ってしまう。そこへバッドコップが急襲をかけ、楽園は崩壊し、多くのマスタービルダーが捕らわれてしまう。エメットら6人は潜水艦を創って海へ脱出したものの、水が浸水して瓦解し、海に投げ出されてしまう。ところが、無用と思われたエメット作の二段ソファベッドが役に立ち、全員難を逃れる。

エメットらはマスタービルダー・ロボヒゲの海賊船に救出される。エメットは自身が特別な存在で無い事を認めた上で、マスタービルダー達に欠けている協調性に長けている事を説く。エメットは生き残りのマスタービルダー達を結束させ、オフィスタワーに潜入する作戦を練る。オフィスタワーに潜入したエメット達は、囚われのマスタービルダー達を救出しようと試みるが、その最中、ウィトルウィウスがお仕事大王に殺されてしまう。息絶える直前、ウィトルウィウスは予言が嘘で、選ばれし者などいない事をエメットに打ち明ける。ワイルドガールやバットマンも囚われの身となり、お仕事大王はエメットから奇跡のパーツを強引に取り外し、異次元の穴に棄てる。エメットに起爆装置を付けると、お仕事大王はレゴ世界へのスパボン攻撃を開始する。

エメットの前に亡霊と化したウィトルウィウスが現れ、選ばれし者だと信じる事が重要だと諭す。エメットは自己を犠牲にする事で、マスタービルダー達を守ろうと考え、異次元の穴に飛び込む。エメットが辿り着いた先は、「上の世界」だった。そこには仕事人間の父親が、趣味で作り上げたレゴの大都市が整然と広がっていた。息子は子供ならではの自由な発想で、ブロックを組み換えて遊んでいたが、その姿を見た父親は息子を咎め、ボンドで修復していく。それこそレゴ世界でのスパボン攻撃で、上の世界での父親の行いは、すなわちレゴ世界でのお仕事大王によるレゴ市民からの自由の剥奪、平和の破壊だった。しかし、父親は息子の言葉に心を動かされ、自由に遊ぶことを許可する。エメットは奇跡のパーツを手にし、再びレゴ世界に戻っていく。改心したお仕事大王に奇跡のパーツ=スパボンのキャップを手渡し、スパボンに取り付けられると、脅威は去り、世界には自由と平和が訪れる。

 

正直なところ、レゴに愛着が無いと、十分に楽しめるとは思えない。どこまで本物のレゴでできていて、どこからCGなのか、僕には全く区別が付かないが、あらゆる要素がレゴで表現されるのは斬新で面白い。終盤になって、普通の人間が登場し、レゴ世界の出来事が、人間世界における子供の空想を具現化したモノだと分かり、仰天させられた。声優陣がクリス・プラットモーガン・フリーマンエリザベス・バンクスと豪華な顔触れで、中でもバッドコップ役のリーアム・ニーソンがノリノリなのが良かった。

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