チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

そういえば最近、ブラック上司の悪夢を見なくなったなぁと、陰鬱な呪縛からの解放を自覚した。

9月1日は自サツする学生が突出して多いらしいが、さもありなんだと思う。リーマソだって長期の休暇明けにはタヒにたくなるのが仕様なのだから、たとえ自身にイジメ等の経験が無くとも、学生がどれだけ憂鬱な思いをしているかは想像に難くないだろう。

かくいう俺は、前職を辞めたのが年末年始の休暇明けだった。年末に鬱々と仕事を締めた時点では、退職を決意していたワケではなかったのだが、新年の勤務初日の朝、どうにも出社する準備ができず、頭を抱え込んで横になっていたら、そのまま始業時刻を迎えてしまったのである。脳裏を過るのはブラック上司Iの俺を罵倒する姿ばかり。中途入社の俺は配属当初からIに目を付けられ、事あるごとに呼び出されては、一日に数時間叱責される日々だったので、完全に精神が参ってしまっていた。もう俺がタヒぬか、俺がIをコロすか、そこまで追い込まれていたのである。程なくして俺は、一度も出社する事無く退職届を送りつけ、せっかくありつけた正社員職を捨てた。甘ちゃんなのは自分でも分かる。しかし、あのまま勤務を続けていたら、いつかIをコロしていたと思うから、結果オーライだと考える様にしている。

心を病んだ俺は、退職してから数年間、Iの登場する悪夢に苛まれ続け、その度に奇声を発していたものだが、最近はそんな事も無くなった。ストレスによる脳の可塑性から逃れる事ができたのかも知れない。尤も、ド底辺の現在の境遇を思えば、喜んでばかりもいられないのだが、刑務所に入るよりはマシだったろう。