チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

底辺の底辺による底辺のための正月らしさとの決別グッド・バイ。

夜は雪の予報だったからさぞかし積もるだろうと期待していたのだが、蓋を開けて見れば降雪ゼロ。こんな直近の予報すらこの精度だから、天候関連の長期予報など当てになるはずも無い。温暖化でギャーギャー喚くのに至っては、ほとんどオカルトに近い。というか温暖化はしてないという事でファイナルアンサーなのだが、毎日の様に温暖化云々と報じられているから最早既定路線となってしまっている。

昨日は離れのスーパーまで行って、大歳の市をハシゴして来たのだが、特別に何かが安いワケでも無く、寧ろ生鮮食品は普段より高いくらいで、正月に因んだ商品が揃っているだけだった。それでも多くの客で賑わっており、カゴに溢れんばかりの商品を買い込んでいるのだから、世間にはブルジョワが多いのだと実感した。というか、そもそも正月なんてものはブルジョワが祝う行事ものだから、貧富の格差が広がれば広がるほどその文化的側面が失われ、形骸化していくのでは無いだろうか。

その最たるものがおせち料理で、俺は生まれてこの方、おせちなんて食べた事も無ければ、そもそもおせちが具体的に何なのかすら知らない。皆、大して美味しくないものに、正月だからと言い聞かせて、コスパ度外視で浪費している気がする。見渡す限り、ほとんどボッタクリ価格じゃないか。正月と冠していなければ、半値でも売れない様な代物ばかりだ。年収別、或いは職業別でおせちを食べた事があるか否かのアンケートを行ってみて欲しい。きっと下層に当たるクラスタは、俺みたくおせちなんて食べた事が無いだろう。食べた事が無ければ、それに価値を見出す事も無くなり、おせち離れが起き、やがて正月離れが起きるかも知れない。一度失われた文化はもう戻ってくる事は無い。俺はもう餅を食べるのも止めた。いわゆる正月らしい事に興じるのがアホらしくなってしまったのだ。

そういえば、初詣もこれまたアホくさい因習だ。当然、俺は行った事が無い。神社に押し寄せる参拝客の多くは無宗教だろうに、いったい誰に対して無節操に願掛けするのだろうか。仏様か?八百万神か?造物主か?いずれにしても信じる者しか救わないに決まってるだろう。こういうおバカな行事は早々に廃れて欲しい。

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