昨夜からドカ雪が降り始め、今朝までに更に15センチ程積もった様だ。路面がツルツルで歩き難くて仕方なかったから、これは恵みの雪、慈雪と言っていい。今週は冬日が続くという予報だから、今月いっぱいは雪と戯れる事ができそうだ。さて、いよいよauからワイモバへ転出し、ガラケーからスマホに機種変する日が近づいてきた。実際に手にして使い始めるまでは分からない事だらけだが、少しでも不安を払拭したいと思い、連日、調べ物に腐心している。僕は世間からいったいどれほど遅れを取っている事か知れないが、何とか時代に食らいついて、デジタルデバイドを解消せねばならない。
昨夜、NHKで「海底の君へ」といういじめをテーマにしたドラマを見た。中学時代に凄惨ないじめを受けた事で、心に深い傷を負った青年が、大人になっても立ち直れぬままに困窮を強いられる様を描いた話で、単発のドラマにしてはなかなか真に迫った内容だった。いじめの描写や加害者のその後の成功っぷりが良くも悪くもステロタイプで、それ故にかなり胸糞悪く、藤原竜也演じる主人公の青年に深く共感してしまった。終盤、青年は自ら爆弾を製造して同窓会にそれを持ち込み、当時の加害者や見て見ぬふりを決め込んだ者達を巻き込んで自爆を図ろうとするのだが、結局それは叶わなかった。端的に言えば、悲しみが悲しみを、憎しみが憎しみを生むという、ヌルい正論に阻止されてしまったワケだが、僕はあそこで爆発するのを見届けたかった。いじめられる側にも問題があるという台詞を見聞きする度に虫唾が走るし、加害者がのうのうとその後の人生を謳歌しているのを良しとする事はどうしてもできない。青年も言っていた様に、いじめられた側にも責任を問うなら、復讐される側にも同じ様に責任が生じるはずじゃないか。あいつらがあの程度で改心するとは思えないし、いじめを誅する為の自警団組織なんかがあれば良いと思う。いじめで人生を喪った人達と同じかそれ以上に、いじめた事すら忘れて大人になった奴らがごまんといるのだろうから復讐されて然るべきだ。いじめられる方が割を食う世の中は看過できない。それにしても藤原竜也と成海璃子の演技は本当に良かった。