チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」を観てきたが、色々と詰め込めすぎてしっちゃかめっちゃかな感が否めなかった。

昨日、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」をIMAX3Dで観てきた。今年一発目のスーパーヒーロー超大作で楽しみにはしていたものの、言わずと知れたお馴染みのヒーロー同士が対決するという設定に、どちらかと言えば不安の方が大きかった。そして案の定、その不安は的中した。前作のマン・オブ・スティールでも明らかだった様に、スーパーマンは地球では無敵過ぎる存在なのだ。だからバットマンがそのままの状態でスーパーマンに太刀打ちできるはずもない。という事で、クリプトン星人を弱体化するアイテムというのがドンピシャで都合良く用意されており、それを使うとスーパーマンはヘロヘロになってしまう。バットマンはここぞとばかりにスーパーマンをフルボッコにするというチートぶりで、ガチの対決なんて成立するはずもなかった。というかそもそも両者が争う理由からして強引過ぎる。さて、両者を利用し、翻弄するのが、レックス・ルーサーで、このサイコ野郎を僕の大好きなジェシー・アイゼンバーグが演じているのだが、本作でも一際異彩を放っていて非常に良かった。それでそのレックスが、前作に登場したゾッド将軍の亡骸を活用して、新たにドゥームズデイというスーパーマンをも凌駕する超絶パワー系のヴィランを誕生させるワケだが、そこまで来てようやくスーパーマンバットマンは和解し、協力しあう展開になる。ヴィランヴィランで半端無いチート設定があり、ダメだこりゃって場面で颯爽と登場するのがワンダーウーマン。彼女については劇中その素性が全くと言っていいほど明かされず、DCに通じてなきゃ誰だよお前って感じだ。僕も全く知らない。劇中ではメタヒューマンと呼ばれていたが、どうやらデミゴッドの部類らしい。となると、宇宙人、神、人間がチームを組んでいる事になり、いよいよバットマンの肩身が狭くなる。実際にこのワンダーウーマンはドゥームズデイと渡り合える程に強い。なんやかんやでスーパーマンが犠牲となり、ドゥームズデイを撃破し、一件落着を見るワケだが、こんな調子で来年にジャスティス・リーグを公開できるのだろうか?取ってつけた様に、フラッシュやアクアマン、サイボーグというDCキャラクターがほんの少しだけ登場したものの、初お披露目にしてはやや唐突過ぎた。バットマン誕生の軌跡も新たに描いているし、一作にかなり無理をして詰め込んだ感が否めない。全体としてはストーリーはともかく、映像を堪能する分には十分に満足できる作品で、先着で特製クリアファイルをもらえたし、IMAX3Dで観たのは正解だった。

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期待の新作。デッドプールが待ち遠しい。

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