チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ

キア・ローチ=ターナー監督作「ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ」("Wyrmwood: Road of the Dead" : 2014)[DVD]

ある夜、突然、人類のゾンビ化が始まり、なぜか感染を免れた者達が互いに協力し合い、生き延びる為に奮闘する様を描くホラー作品。

 

オーストラリアの田舎町。ある夜、整備士のバリーは妻アニー、娘ミーガンと普段通りに食事を済ませた後、眠りに就く。一方、バリーの妹ブルックは山間部に位置するスタジオで、モデル、カメラマンと共に撮影を行う。その夜、夥しい流れ星が夜空を駆け巡る。突然、モデルの女が凶暴なゾンビと化し、カメラマンの女に襲いかかる。ブルックは二人を退けると、スタジオから脱出を図ろうとするが、屋外にもゾンビが群がっている事を知り、バリーに異変を伝え、町から避難する様に促す。

その直後、バリーは家の中に侵入したゾンビを発見し、これをアニーと協力して撃退する。ゾンビは口から得体の知れないガスを発しており、バリー達は感染を防ぐ為にガスマスクを着けて屋外へ脱出すると、群がるゾンビ達をネイルガンで退け、車に乗って逃走する。

翌朝、スタジオに武装した兵士二人が現れ、隠れていたブルックを見つける。兵士達はブルックの首元から強引に血液を採取し、薬品で検査を行い、結果が陰性だと判明すると、ブルックを殴って昏睡させる。

バリーは夜を徹して運転を続けるが、道中、ミーガンが突然ゾンビ化し、程なくアニーにも症状が現れ始める。バリーは人気のないトンネルで停車すると、アニーと涙ながらにキスを交わす。その直後にアニーは凶暴化し、バリーに襲いかかる。バリーは已む無くネイルガンでアニーとミーガンを殺す。バリーは絶望し、自殺を図ろうとするが、弾切れとなり、途方に暮れる。一方、ブルックは実験設備を搭載したトレーラーの中で、三体のゾンビ、二人の人間と共に拘束された状態で目を覚ます。そこに防護服を着た狂気染みたドクターが現れ、一体のゾンビから血液を抽出すると、それをブルックの首の裏に注射する。

バリーの前にライフルを持ったチョーカーがトラックでやってくる。チョーカーはバリーが人間だと確認すると安堵するが、バリーは咄嗟にライフルを奪って、自殺を図ろうとする。チョーカーはそれを力づくで止めると、不意を突いてバリーを昏倒させる。

程なく、林道を走るトラックの荷台の上で目覚めたバリーは、トラックを強引に停車させる。バリーはブルックのスタジオまで連れて行く様に命じ、チョーカーはそれに同意する。二人はゾンビ達を退けながら、トラックを走らせるが、途中でなぜかエンジンが止まり、動かなくなる。その直後、林の中からゾンビの叫び声と銃声が聞こえ、二人は様子を探りに行く。そこへ、前日から兄弟達とキャンプに訪れ、兄弟達がゾンビ化した為に一人彷徨っていたベニーが現れ、チョーカーをゾンビと勘違いして、ショットガンで頭部を吹き飛ばす。ベニーはバリーに同行する事になる。トレーラーではドクターが拘束された人間の鼻からノズルを突き刺し、採取した血液を検査に掛けた後、ブルックへの注射を繰り返す。

バリー達は森の中にゾンビ達が群がるガレージを発見し、中に潜むフランク、ケルの協力を得て身を寄せる。フランクはガソリン等の可燃性物質が燃えなくなっている事を明かし、バリーは車が動かなくなった理由を悟る。一同は一服している間に、ゾンビの血が燃える事を発見し、ゾンビが口から発するガスを圧縮する事で燃料に転用できる事に気付く。一同は対ゾンビ用の即製アーマーを自作し、完全武装を施すと、群がるゾンビ達を退け、屋外のフランクのトラックを引き込む。その際、ケルがゾンビに鼻を食いちぎられる。一同はゾンビ化したケルの口にホースを繋ぎ、トラックの荷台に乗せて圧縮機に接続すると、堅牢な装甲とゾンビ捕獲用の檻、更に銛撃ち機を搭載し、ガレージを発つ。一方、ブルックはゾンビの意識に働きかけ、念じる事で、ゾンビを意のままに操れる様になった事に気付く。程なく、兵士達が新たに捕獲したゾンビを連れて来ると、ブルックはゾンビを操り、密かにそのゾンビの腹の中にメスを刺して忍ばせる。

バリー達は給油と称して、ゾンビを檻に捕獲しながらブルックの元へ向かう。日暮れが近づく頃、トラックが動かなくなる。バリー達は、夜になるとゾンビがガスを出さなくなり、自らの燃料に変える為に動きが速くなるのだと悟る。周辺にゾンビが群がり始めると、バリー達は為す術無く、車内で一夜を明かす必要に迫られる。

夜が更け、バリー達は群がるゾンビ達の脅威に晒され続ける。バリーは自分達だけがゾンビ化しない理由を図りかねる。フランクはそれが聖書に記された黙示録だと説き、天使がラッパを吹くとウィムウッドという星が地球に落ち、大勢が死んだという逸話を持ち出すと、昨晩の流星群の後、出現したゾンビ達が最後の審判に当たり、自分達が神の裁きを課せられている可能性を主張する。

バリーは愛する妻子を失った憂さを晴らす為に、車外のゾンビ目掛けてショットガンを放つ。その際にゾンビの体に引火し、車体に延焼してしまう。バリーは爆発を防ぐために、天窓から外に出て消火を試みる。バリーは次々に襲い掛かってくるゾンビ達を退け、消火して車内に戻るが、フランクが天窓をロックしようとした際にゾンビに手を咬まれてしまう。フランクはゾンビ化を拒み、自分を殺す様に請い、バリーは已む無くそれに応じる。

翌朝、ゾンビのガスが戻り、トラックが動く様になると、バリー達はケルを殺してフランクと並べて遺棄し、移動を再開する。ブルックはドクターが眠ってる隙を見計らって、ゾンビの体内に隠したメスを取り出し、拘束を断ち切ろうとする。その時、バリー達はトレーラーと遭遇し、ガスマスクを着けた兵士二人と対峙する。兵士達は空気中の何かがゾンビ化させており、A型Rh-だけが感染しない事を明かす。バリーは妹の救出に向かっている事を明かす。兵士達はその場所がゾンビだらけだった事を明かすと、この先にいる指揮官からA型Rh-の人間を救助する様に指示されており、ブルックがそこで救助されていると欺き、トラックで付いてくる様に促す。バリーは訝りながらもそれに応じ、トレーラーの後に続く。

ブルックはゾンビの拘束を断ち切るとと、ドクターから銃を奪おうと企てるが、直前でドクターが目を覚ます。当惑したドクターはゾンビを射殺すると、ブルックの鼻にノズルを突き刺そうとする。ブルックはゾンビを操り、それを止め、ドクターの手に噛みつかせる。ブルックはゾンビ化したドクターを操り、自らの拘束を断ち切らせ、銃を奪ってドクターを射殺する。

ブルックはトレーラーの後部扉を開け、後続のトラックにバリーがいる事に気付く。トラックの後ろに付けた軍車両が銃撃を始めると、ブルックはトラックに飛び乗り、バリー達は軍の追跡を撒く。ところが、ゾンビが頭部を撃たれ、ガスを出さなくなった為に、トラックが動かなくなる。ゾンビを調達する必要に迫られると、ブルックが近くにいたゾンビを操り、檻の中に入れる。そこに軍車両が接近し、ベニーが腹部に致命傷を負う。バリー達は再び逃走する。

程なく、ベニーの容態が悪化し、停車を余儀なくされる。ベニーは車外に出ると、自分を置いて逃げる様に促すが、バリーはそれを拒み、連れて行こうとする。その時、ブルックに異変が生じる。ブルックは自分がゾンビ化するのだと悟ると、バリーから銃を受け取り、自殺を図ろうとする。そこに3人の兵士達が駆け付け、バリーにゴム弾を浴びせ、昏倒させる。

バリーとベニーはトラックに手錠で繋がれる。兵士のキャプテンは、バリーに隠れているブルックを呼び戻す様に命じる。バリーがそれを拒むと、キャプテンは部下にバリーの拷問を始めさせる。ブルックは周辺のゾンビ達を操り、兵士達をを襲わせるが、兵士達はこれを撃退し、拷問を続ける。ブルックが投降すると、キャプテンは上からの指示に基づき、ブルックの首を切り落として冷凍し、持ち帰る準備を部下に始めさせる。

バリーはマッチで圧縮機を爆発させる事をベニーに提案するが、ベニーはそれを遮り、自分を檻の中のゾンビに噛ませた後、ゾンビ化した自分をブルックに操らせ、奪った銃で敵を倒す事を提案する。兵士が日本刀を持ち出し、ブルックの首に刃を宛がうと、ベニーはバリーと意見が折り合わない事に痺れを切らし、自ら檻の中のゾンビに手を噛ませ、ゾンビ化する。ブルックはベニーを操り、トラックの下に隠していた鉄のブーメランでベニーの腕を切り落として拘束を解き、兵士達を銃撃する。ブルックはベニーを犠牲にする事で、二人の兵士を殺すと、ゾンビ達を呼び寄せ、キャプテンに銃を捨てる様に命じる。キャプテンはブルックの心臓を撃ち、ブルックはその場に崩れ落ちる。激昂したバリーは、ブーメランをキャプテンの頭部に投げ付け、負傷させると同時に、衝撃でマスクが外れる。バリーは免疫の無いキャプテンが遅かれ早かれ感染すると宣告する。キャプテンは人類の存亡が掛かっている問題だと説くと、サシで勝負する事を提案し、バリーを解放する。熾烈な格闘の末に、バリーは窮地に陥るが、首尾良くキャプテンの顔にゾンビの返り血を浴びせる事に成功すると、マッチの火を投げ付け、キャプテンの頭部に大やけどを負わせる。その時、ブルックが息を吹き返し、キャプテンをゾンビ達の餌食にさせる。

その後、バリーはブルックと共にトレーラーを迎え撃つと、兵士達をゾンビの群れに襲わせる。

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