チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ハチ張り形状の頭蓋骨を両手で万力の様に絞めつけて縮めようと涙ぐましい努力をしていたガラスの十代。

季節外れの暖かさはとりあえず今日までで、明日からしばらくは寒くなるらしい。というか平年並の気候に戻るだけか。日差しが眩しくなってきたから、この春夏こそは昨年断念したグラサンに挑戦したいのだが、ZOZOのお気に入りに入れていた良さげなグラサンが無くなってしまったので、また新たに探してみようかと思う。それとは別に、超絶ブサグロフェイスを中和する為に、予てから伊達メガネを捜しているのだが、なかなかこれというのが見つからない。私の頭部はハチ張り形状だから、メガネにせよグラサンにせよ、かけると自ずと柄が外側に歪んでしまうのがダサ過ぎて哀しい。十代の頃の一時、このアタマの形状が憎らしくて堪らず、暇さえあれば両手を万力の様にして頭蓋骨を内側へ押し込もうとしたり、ゲンコツでへこませようとしたり、そんな無駄な努力をしていたのを思い出す。結局、ジャガイモの様に歪でハチ張りな形状のまま成長し、その後は人生自体を諦めて今に至るワケだが、三十代にして帽子というアイテムに目覚めて以来は、このアタマを人目に晒す必要が無くなり、メンタルの防衛には幾らか成果を得られる事になった。あとは顔、とくに目元をメガネで誤魔化しさえすれば、人間の群れの中に溶け込めるかも知れない。アラホーのおっさんにしてはオラついたビジュアルになるがこの際仕方ない。