チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

鮮血ピエロの惨劇

ブライアン・ベルティノ監督作「鮮血ピエロの惨劇」("Mockingbird" : 2014)[DVD]

ある日、何者かによってビデオカメラを送り届けられた家族、女、男の三者が、撮り続けるゲームへの参加を強要され、惨劇へと導かれていく様を描くファウンド・フッテージ・ホラー作品。

 

1995年、ある雨の日。父トム、母エミー、幼い娘姉妹アビーとメガンが暮らす家の軒先に、赤い箱が届く。その中には電源の入った状態のビデオカメラとゲームの参加券が入っており、トムはモールに行った際に応募した賞品が当たったのだろうと考え、早速家族や屋内の様子を撮り始める。その頃、大学生のベスが下宿する寮の軒先にも、同じ様に赤い箱でビデオカメラが届く。ベスもまたキャンパスで何かに応募した賞品が当たったのだと考え、撮影を始める。トムとエミーは娘達を友人のゲリーに遊びに連れて行ってもらうと、二人だけで撮影を楽しむ。トム達とベスの両者は、ビデオカメラに停止ボタンが無く、電源を落とせない事に気付き、不可解さを覚えながらも撮影を続ける。一方、無職のレナードが居候する母のアパートの部屋の前に、赤い箱でビデオカメラとゲームへの参加券が届く。レナードもまた何某かの応募に当選したのだと考え、賞金が一万ドルだと知って歓喜すると、撮影を続けながら、指示に従って直ちに頭髪と髭を剃り落とす。

間もなく、トム達の家に封筒が届き、中から「撮り続けろ」「モッキングバード1805」などと描かれた数枚のカードとモールで撮られた写真が現れる。その頃、ベスの元にもキャンパスで撮られた数枚の写真などが届く。両者は電話が不通になっている事に気付く。一方、レナードの元に赤い箱でピエロの衣装とメイク道具が届く。レナードは小躍りしながらピエロの格好を身に纏う。

トム達とベス、それぞれの軒先にビデオテープが届く。両者がそれを再生すると、夜中に何者かが民家に侵入し、トイレに身を隠して「撮り続けている」と必死で訴える少年を撃ち殺す映像の後、「撮り続けねば殺す、通報するな、監視している」というメッセージが表示される。更に自分達が眠っている姿を撮った映像が表示され、両者はそれが冗談では無いのだと確信する。その矢先に、何者かが外からチャイムを連打し、ドアを激しく叩きつけると同時に、不気味な高笑いを始める。更に不通のはずの電話がかかってきて、カメラを持って撮り続けるよう両者に命じる。トム達は車で逃げ出そうと考えるが、車の鍵が無くなっている事に気付き、当惑する。その頃、レナードは自分の車の中に置かれたカードに指定されたホテルの女子トイレを訪ね、そこで指示をこなした後、新たなカードを見つける。一方、ベスの部屋が停電し、クラシックが大音響で再生され始める。ベスはガレージの車のドアが開放され、周りが無数の風船で囲まれている様を目の当たりにする。ベスは車で逃走を企てるが、エンジンがかからない為に断念する。その直後、屋根から紐で吊られたマネキンが落下し、ベスを驚かせる。

トムは拳銃を持ち出すと、通りへ出て電話を見つけ、通報する意向を示す。その時、再び外からドアが激しくノックされ、電話が鳴り響く。トムはカメラに送信機が付いており、それでこちらの様子が相手に筒抜けになっているのだと確信する。その頃、ベスの部屋も外から一斉に叩きつけられる。ベスはカメラに向かって、構わないで欲しいと哀願する。一方、レナードは指示に従い、コンビニの前で友人に蹴ってもらう様子を撮影した後、新たなカードを見つけ、更に車の中に置かれたポラロイドカメラを受け取る。レナードは退屈な日常と異なるゲームに参加できる事を甚く歓びながら、指定されたアミューズメント施設を訪ねると、そこで遊ぶアビーとメーガンを含む子供達に写真撮影を申し出る。

トム達は為す術無く途方に暮れる。間もなく、愛猫の死骸が外から屋内へ投げ入れられる。トム達は何者かが置いたビデオテープを見つける。それを再生すると、「遊ぶ時間だ」というメッセージの後、ピエロのメイクを施した子供達に続いて、自宅で撮ったばかりの娘達の映像が表示され、更に「全力を尽くして手掛かりを追え」とのメッセージが現れる。その直後に再び赤い箱が届き、中からピエロの格好をした男(レナード)と娘達が写った写真とオルゴールが現れる。エミーがオルゴールを手回しすると、中からピエロの仕掛けと共に車の鍵が飛び出す。トム達は10分以内にパズルを解けとの指示を受け、モッキングバード1805へ車で急行する。その頃、ベスの部屋の前に、椅子に座った人形が現れる。ベスはどこからともなく聞こえる命令に従い、人形の抱える箱を拾って開けると、中から拳銃と「中に入れ」とのメッセージが現れる。一方、レナードはスーパーでサプライズパーティ用のケーキを買い求めると、指定された住所へ向かう。

ベスは地面に記された矢印に従って進み、大音響でクラシックが鳴り響き、夥しい風船で満たされた建物の中に入る。ベスとは別にトム達もその建物の中に入り、風船を掻き分け、マネキンに翻弄されながら娘達を捜す。更にレナードもパーティだと伝えられ、意気揚々とケーキを建物の中に持ち込む。程なく、トム達とベスは鉢合わせになると、互いを犯人だと誤解し、拳銃を向け合う。両者は互いに動転し、激しく罵り合う。その時、ベスの背後からレナードが姿を現し、咄嗟にトムが発砲を繰り返すと、ベスも即座に発砲し、四人はその場で絶命する。間もなく、何者かがカメラを回収して上の階に向かい、ピエロのメイクを施した四人の友達と合流すると、事が上手くいった事を確認し、カメラを自分に向ける。その人物はビデオテープの映像の中で撃たれた少年であり、首謀者だった事が示唆される。

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