チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

20190227

今日は再び3月並みの暖かい天候が戻り、穏やかで無為な一日が過ぎ去っていくのかと思いきや、退っ引きならない騒動が勃発した。晩飯を食べてシャワーを浴びようとした矢先、普段から生活音がやかましい隣人Qの部屋から、意図的に壁に何かをぶつける様な音が繰り返し聴こえてきた。以前、同様の事態が起きた際には、不本意ながら壁ドンを一発かまして静寂を取り戻したのだが、今回は日頃から溜まっていた鬱憤を晴らすべく、その時より増して強く壁ドンしてやった。すると向こうも壁ドンで応じてきたではないか。これに私はブチギレしてしまい、壁ドンを二発かますという暴挙に出たのだが、Qは直ちに私の部屋の前まで駆けてきてドアをノックし始めた。私は刈り込んだばかりの超絶グロブサな坊主頭とヨレヨレの部屋着を晒したくなかったので、卑怯だとは思いながらもドアを開けずに応対した。Qは引っ越しの作業をしており、理解して欲しいという。私が、ではなぜ壁ドン返しをしたのかと問うと、Qは転んだのだという。私はそれがさすがに見え透いた嘘だと思ったが、夜中だし自重しろ的に非難した。Qは昼は働いており夜しか作業ができない、もう引っ越すんで我慢してくださいと言い捨てて部屋に戻っていった。働いている云々は私への当てつけだろうが、そう言われたらぐうの音も出ないのは確かだ。とまれ、その後は不気味なくらいいつも以上に静まり返っている。シャワーを浴び終わって冷静になってみると、私は非常に大人げない悪態をついたものだと後悔したが、それも今や後の祭りだ。Qがいつ退居するのか分からないが、これ以上の揉め事に発展しないよう、私こそ自重せねばならない。人はこういうトラブルで生じた怨恨が原因で殺されたりするのかも知れない。