今日は都心部のシネコンへ出かけ、新作映画の『TENET』をIMAXで観てきた。言わずと知れた鬼才クリストファー・ノーラン監督の3年ぶりの新作で発表時から楽しみで仕方なかったが、コロナ禍で大作が軒並み大幅に延期される中で本作が公開する運びとなったのは本当に良かった。ノーラン作品らしくストーリーはなかなか複雑怪奇で、更にそれを支える映像表現は異次元過ぎて、集中していても食らいついていくのが大変だった。超絶ざっくり要約すれば、「世界の滅亡を阻止するSFアクションスリラー」だが、タイムトラベルとは一味違う、時間の逆行を可能にする未来のテクノロジーにただただ圧倒されるままに、二時間半があっという間に過ぎてしまった。賛否両論あるようだが、難解ゆえに何度も見直して理解したくなる紛うことなき傑作だ。主役のジョン・デヴィッド・ワシントンとロバート・パティンソンのバディ・ムービーと考えるとなおさら感慨深い。いやはや実に満足させてもらった。鑑賞後はユニクロに寄って先日ポチったネルシャツを店頭で受け取り、帰路に着いた。