チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

レッド・ステイト

ケヴィン・スミス監督作「レッド・ステイト」("Red State" : 2011)[DVD]

同性愛者を敵視し、不道徳な社会を憎悪する過激な思想を有したカルト宗教団体と、彼らを摘発すべく捜査に訪れた当局部隊の抗争の行方を描くアクション・ホラー作品。

 

キング郡の高校に通うジャロッドは、出会い系サイトで3Pを希望する中年女と会う約束をすると、悪友トラヴィスとビリー・レイを誘う。その女の住所は、同性愛者の葬儀に集まっては抗議活動などを繰り返す事で住民に忌み嫌われているどころか、超保守派やネオナチからも疎まれている、クーパー牧師率いる宗教団体ファイブ・ポインツが拠点を置くクーパーズ・デルだったが、ジャロッド達は意に介さず、週末の夜にトラヴィス父親から借りたワゴンで意気揚々と出かける。道中、ワゴンは人気の無い路上で停車中の車と接触するが、三人はその場から走り去り、目当ての女サラの暮らすトレーラーハウスに到着する。サラは三人を招き入れると、セックスの前に景気づけのビールを勧める。ビールには薬が盛られており、三人は着替え中に昏睡する。一方、妻がいながらワゴンが接触した車で男とセックスしていた保安官ワイナンは、その足で事務所に戻ると、部下の保安官補ピートにワゴンの捜索を命じる。

ジャロッドは檻に閉じ込められ、今まさにファイブ・ポインツが集会中の礼拝堂に連行される。クーパーは助けを求めて喚くジャロッドを無視し、娘のサラを含む十数名の信者とその子供達に向けて説教を行い、信者達は熱心にその言葉に耳を傾ける。クーパーは、現在の米国人が不道徳で罪深い存在で神に憎まれている事、悪魔の手下である同性愛者がのさばっている為に密通、不倫、中絶、悍ましい性的嗜好が世の中に蔓延している事、そんな同性愛者を容認する態度が人類の絶滅を早めている事、背教に耐えてきた神もいよいよ人類を見限り、終末が近い事などを挙げ、熱弁を振るう。クーパーはサラの娘で子供の世話係のシャイアンに、信者の子供達全員を礼拝堂から連れ出させると、ネットで誘き出して捕まえ、柱に縛り付けておいた同性愛者の男に対し、神の意志に基づいて、虫けらに劣る同性愛者は駆除されねばならないのだと説き、信者達に男を頭頂部から拳銃で撃ち抜く事で処刑させる。男の亡骸はトラヴィスとビリー・レイが囚われている床下の小部屋に放り捨てられる。次にジャロッドが柱に縛り付けられる。ジャロッドは自らがゲイでは無いと訴えるが、クーパーは淫行が罪だと説く。トラヴィスとビリー・レイは逃げないと殺されると確信し、亡骸から飛び出した骨で縛っているテープを切り裂こうと企てる。

その時、ピートが敷地の前にやってくる。クーパーはゲートへ応対に行く。ピートは接触の捜査に来た事を明かすと、敷地内に停まっているワゴンの衝突痕がそれに一致すると指摘する。クーパーは孫娘達の仕業だと欺き、示談で済ませるよう打診する。その頃、ビリー・レイは拘束を解く事に成功すると、トラヴィスを置き去りにして、夥しい銃火器が隠された武器庫に逃げ込む。サラの夫ケイレブは機関銃を持って後を追う。トラヴィスはその場にあった機関銃でケイレブを迎え撃ち、両者は相打ちになって死ぬ。ピートは発砲音を聞くや、直ちにワイナンに無線で報せ、応援を要請するが、その直後に信者に射殺される。クーパーは無線で、ワイナンの同性愛の決定的な証拠写真の存在を明かし、それを妻に送ると脅すと、黙っているよう命じる。ワイナンは逡巡した末に、連邦銃器法違反の容疑でファイブ・ポインツを調査しているATFのキーナンに連絡する。

キーナンは上司に連絡すると、部隊を率いて現場へ急行する。サラはケイレブの死に慟哭する。クーパーは武器庫に転がるビリー・レイとトラヴィスの死体を見せ、無駄死にでは無いと慰めると、その場から連れ出す。トラヴィスは死んだふりでその場を切り抜けると、機関銃を持ち出して出口を探す。しかし、どこの出入り口も施錠されて開かない為、トラヴィスはクーパーと信者達がケイレブの死を悼んでいる隙に乗じて、礼拝堂を走り抜け、表口から外へ脱出するが、その直後に、敷地の前に武装して待機していたワイナンに信者と誤解され、撃ち殺される。部隊と共に駆け付けたキーナンは、確認もせずに発砲したワイマンをどやしつけ、引っ込んでいるよう命じる。キーナンは拡声器で、敷地内の捜査令状執行を通告すると、武器を放棄して投降するよう命じる。間もなく、クーパーは信者達と共に一斉に銃撃を開始する。キーナンは脚に被弾し、副官が死亡する。キーナンは上司に応援を要請するが、上司はファイブ・ポインツをテロ組織に認定すると、直ちに武力制圧を開始し、信者達を皆殺しにするようキーナンに命じる。

シャイアンは建物の外へ飛び出すと、隊員の一人に自分達がテロリストなどでは無いと訴え、子供達を助けて欲しいと哀願する。隊員はその場でシャイアンを射殺しようとするが、駆け付けたサラが背後から隊員を射殺し、シャイアンを連れ戻す。サラはシャイアンに一緒に戦うよう命じると、拳銃を手渡す。サラはクーパーと一緒に建物からATF部隊を迎え撃つ。シャイアンは密かにジャロッドを自室に連れて行くと、銃を突き付け、妹を含む子供達を助ける為に協力を求める。シャイアンはATFが突入して全員を殺すつもりだと伝えると、自分達の活動を正確に伝えられれば逮捕で済むはずだと説き、ジャロッドにその証人になるよう哀願する。ジャロッドはそれを拒むと、友達二人の様に自分も殺せば良いとシャイアンに迫る。クーパーに茶を頼まれたサラは、ジャロッドの声に気付いてシャイアンの部屋に駆けつけると、ジャロッドに殴り掛かる。シャイアンは止めに入るがサラに押し退けられると、サラに銃口を向け、真実を伝えて子供達を助けたいのだと訴える。サラはシャイアンから銃を奪い取ろうとするが、揉み合いの末に銃が暴発して死ぬ。そこへ隣の部屋にいた子供達が集まってくると、シャイアンは子供達に屋根裏に隠れているよう命じる。

ATFは装甲車を敷地に強行突入させ、催涙弾を撃ち込んで制圧作戦を開始する。銃撃戦が激しさを増す中、ワイナンはパトカーで被弾して死ぬ。シャイアンはジャロッドを連れて外へ飛び出す。ジャロッドはキーナンに自らが人質だと訴え、シャイアンは責任者を呼ぶよう請うが、そこへ駆け付けたキーナンの部下が問答無用で二人を射殺する。その時、どこからともなくラッパの様な大きな音が轟き始める。クーパーはそれがヨハネの黙示録のラッパ吹きだと確信すると、生き残った信者達に武器を捨てさせ、皆と一緒に嬉々として外へ出ていく。クーパーはラッパが最後の審判の日の訪れを示しており、堕落したこの世の終わりが来たのだと説くと、自分を撃てば永遠の命が得られると挑発し、キーナンに歩み寄る。キーナンは皆殺しの命令に反して、クーパーと信者達を逮捕する。

後日、キーナンは上司による審問に応じ、経緯を報告する。上司は平和的に解決へ導いた事を評価し、キーナンの昇進を仄めかすと、愛国者法に基づき、信者達を社会的に抹殺する意向を示す。キーナンはラッパの音について問われると、近所で堆肥農場を営む学生グループが予てからクーパー達と対立しており、消防署で手に入れた巨大なサイレンを使って意趣返しでラッパ音を偶然流したのだと答える。

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