最近読んだ本を記録しておこう。ここ2週間くらいかな。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/09
- メディア: 文庫
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- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/09
- メディア: 文庫
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僕はもともとこういう小説をあまり読まないのだけど、東電OL絡みの本を読んでいく過程で、
関連書籍として挙がっていたのでこの度読んでみることに。この著者のことも知らない状態でスタート。
主人公の名前が最後まで明かされなかったり、終始独白調だったり、展開に応じて主役が変わったり、
自分は結構取っ付きにくかったかなぁという印象。しかし、東電OLをモチーフにした女性の
これでもかっていうリアルな、というか、鬼気迫った描写は、佐野眞一氏の件の著書から得られた
本当の被害女性の人物像を凌駕するかの様に思えた。この著者の筆致によるところが相当
大きいのだろう。他の登場人物についてもかなりえげつない心理描写がなされており、まさに
”グロテスク”というタイトルに偽りなし。
- 作者: リチャード・ブラント,滑川海彦(解説),井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/10/18
- メディア: 単行本
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Amazonの隆盛と聞けば是非読んでみたいと思うのが通販厨の性じゃないですかね。今や日本でも
知らない人がいないくらい定着したAmazonだけど、その立ち上がりは普通のIT企業とほとんど
変わらないものだったみたい。しかし勃興の後、ユーザビリティを追求してひたすら規模拡大に
邁進していく様はGoogleの歴史にとても良く似てる。ベゾスの人物評は聞く人が聞けば、
「うはブラック上司w」ってことになりかねないと思うけど、結果が手段を正当化するっていうのか、
唯一無二の存在になっちゃってるからね。さてKindleが事業としてどこまで成功するか、
その推移を一消費者として見守って行きたいですなぁ。生きてる間は・・・。
昨日は「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を鑑賞。なんだよこの邦題と思ってたら、
原題を直訳したものだった・・・。アスペルガーの少年が偶然見つけた父親の遺品から、そこに
託されたメッセージを探しだそうと奮闘する物語、といっていいのかな。最初のうちはなかなか
掴みどころが分からず、内容がいまいち頭に入って来なかったんだけど、後半辺りからこの映画の
方向性が理解できてきて、観終わった後の気分はなかなか良い。これは主役の少年の迫真の演技力が
多分に奏功している。あと、サンドラ・ブロック老けたなぁ(笑)。これって役作りなのかな。
ちなみにネタバレ禁止の部類の映画です。