チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

備忘録 November 2013。

昨晩はいろいろと考え事が募りに募ってしまって、横になっても全く寝付けず。2時間程悶々とした挙句、一旦眠るのは諦めて、もうどうにでもな~れとばかりに朝食を摂ることに。まだ夜明け前だってのに。そこまでしてようやく睡魔が到来。しかし結局3時間程で目が覚めてしまい、仮眠程度にしかならなかったワケで、起き抜けの現在、意識が朦朧とした状態。昼食を摂ったらまた眠ってしまうと思う。ハイ、今日もいい感じにGMKZです。もういっそのことGMKZ日記に改題しようかしら。

 

久しぶりに読書記録を書き留めておくことにする。前回が8月だったから随分間が開いてしまったのう。相変わらずリンクの羅列だけだが。

ルポ 産ませない社会

ルポ 産ませない社会

 

著者のルポシリーズは問題意識が明確で大変勉強になる。少子化問題待ったなしなんて念仏の様に唱えていても仕方がないワケで、国民の意識改革が急務だ。本来、政治家こそ覚醒すべきなのだが、ジタミにそれができるかどうか。アベシが無関心なら昭恵夫人あたりが影で操ってほしいねぇ。

 

ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)

ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)

 

円谷プロのお家騒動を、親族であるにも関わらず会社から放逐された著者があけすけに語った良書。正直、こんなドロドロとした権謀術数渦巻くお家事情があるとはつゆ知らず。およそウルトラマンのイメージとは似つかわしくないカネに塗れたセカイがそこにあった。

 

これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 (ちくま新書)

これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 (ちくま新書)

 

著者視点による世界事情の解説本な感じ。既発の本を読んでいると目新しい部分もなかったかなと。

 

沖縄美ら海水族館が日本一になった理由 (光文社新書)

沖縄美ら海水族館が日本一になった理由 (光文社新書)

 

美ら海水族館館長でもある著者が、その半生と国内の動物園事情について綴った作品。面白いのはこの著者の経歴で、元々獣医の様な資格や特別な訓練経験を持たないところから、叩き上げで現在に至るところだ。将来はクジラを飼育してみたいという彼の願望が叶う日は来るだろうか。

 

生活保護リアル

生活保護リアル

 

依然喧しく議論が続く生活保護問題。改正法施行まで待ったなしの状況で、生活保護行政の文字通りリアルな部分を、受給者の声も交えながらまとめたルポ。でもこの手の本って最初から削減ありきな考えの人には届かないんだよねぇ。

 

あんぽん 孫正義伝

あんぽん 孫正義伝

 

そのものずばり、孫正義の半生を著者の執念にも似た怒涛の筆致で綴った作品。近年読んだ本の中で一番面白かった作品。孫氏には「やりましょう!」なイメージしか持ち合わせていなかったが、これほど筆舌に尽くし難い、壮絶な出自を持つ人だったとは思いもしなかった。そして世に蔓延る孫氏のイメージが、いかに誤解に基づくものであるかも懇懇と諭された気がする。

 

別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判

別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判

 

佐野氏繋がりで続けて本作も。稀代の悪女、木嶋佳苗のおぞましい実像に肉迫し、更には彼女に手をかけられた男達にまで光を当てまくった、傑作にして怪作。ホントに良くもまぁここまで追っかけられるもんですよってくらいの、精力的な取材ぶりがハンパない。木嶋のみならず、被害者遺族まで調べあげる執念にはもう脱帽。

 

産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃

産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃

 

前述の「産ませない社会」が妊娠・出産・育児のしづらさと、それに対する社会の関心の薄さを問うた作品であるのに対し、本作は近年明らかになった卵子老化に焦点を当て、男女問うことなき不妊問題を大々的に啓発する内容となっている。なかなか衝撃的な事実が多く大変勉強になる。個人的にはもう妊娠・出産・育児、どれとも無縁の立場となってしまったが、一人の有権者として関心を持ち続けていきたい話題だ。

 

孤立無業(SNEP)

孤立無業(SNEP)

 

最近になってざわつき始めた感のあるSNEP関連の話題。ニート、ひきこもり、無職とどう違うの?って辺りから解説アリ。著者も指摘する通り、孤立無業者に関する本格的な研究は始まって間がなく、少子高齢化と今後の労働力不足の問題を見据えるなら、一刻も早く国が調査・研究を主導すべきだと思う。

 

本当は怖い動物の子育て (新潮新書)

本当は怖い動物の子育て (新潮新書)

 

動物オンリーのネタ本かと思ったら、人間社会における虐待や子殺しにまで話題が展開し、意外と考えさせられた。種にもよるが動物社会では当然の様に子殺しが行わているワケで、そこには自分の遺伝子を確実に後世に残すという確固たる理由があるらしい。人間だってご多分に漏れず動物であり、理性のタガが外れた時、動物的本能に支配され、子殺しに至るのも必然ではないかという論調。こういう着眼点は面白いし、もしかしたら今後の社会のあり方を変えるかもしれない。

 

世界の[下半身]経済のカラクリ (アスペクト文庫)

世界の[下半身]経済のカラクリ (アスペクト文庫)

 

ホンマでっかでお馴染み門倉せんせのユル~い本。風俗等には一度も行ったことがない完全無欠のDTな僕だが、本書は各種データが豊富で性風俗産業の実態について大変勉強になりましたっと。

 

ネットのバカ (新潮新書)

ネットのバカ (新潮新書)

 

タイトルから推し量れる通り、本書もなかなかユルめの本。現在のネット界隈の実情を、ネットメディアの創発者の一人である著者が斬りまくる。無料ユーザーと課金ユーザーの住み分けと、その必要性について論じた部分は目から鱗が落ちる思いがした。

 

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

 

タイトルだけ見るとややイミフだが、内容は反省させるに任せた現在の更生事業の在り方に強い疑義を呈したもので、しっかり代案まで提言している良書。罪を犯した場合、或いは何か悪さをした場合、まずは被害者視点で物事を考えてみなさいと諭すのが、社会通念としてまかり通っている。まぁ現にそれは正しくはあるのだが、人を反省させ、真に謝罪の意を抱かせるには、なぜ犯意を抱くに至ったのかという加害者視点を理解させることこそ必要で、更生の第一歩はそこからだというのが主旨。実際に更生事業に携わっている著者が言うだけに説得力がありますわ。

 

安心ひきこもりライフ

安心ひきこもりライフ

 

全国のひきこもり必読の書(笑)。そりゃ汗水流して死に物狂いで働いている方々からすれば到底受け入れられないでしょうよ。でもね、こういう視点も大切だと思うんだ、いやホント。どうしてブラック企業が公然と蔓延ってやまないのか~とかさ、冷静に考えてほしいよね、うん。

 

映画鑑賞記

マーティン・キャンベル監督作「007 カジノ・ロワイヤル

もう語るまでもない007シリーズのリブート作。おっさんはピアース・ブロスナン以降しか知らんにわかファンだが、やっぱりダニエル・クレイグのボンドはカッコイイわ。序盤から挨拶代わりと言わんばかりに、息もつかせぬアクションシーンの連続で心臓を鷲掴み。そしてクレイグのマッチョなボデーにうっとり。僕が女なら是非抱かれたい・・・。ポーカーのルールなんて全く知らんが、こまけぇこたぁいいんだよ!って感じのフルスロットルで楽しめるエンタメ度満点な傑作。

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「ボンド、ジェームズ・ボンド」このシーン、かっけえええ!

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本作はOPテーマも大好き。Chris Cornellの"You Know My Name" 渋いねぇ。