アトピーの発症からもう30年近く。ステロイドやプロトピックなどを塗りたくってきた肌は、
他人に見せるのも憚られる程の有様。皮膚科に定期的に通っているとはいえど、もう今更この病気が
寛解に向かう等とは夢にも思っていない。もちろんまだ試していない治療法があるのは百も承知だし、
それらのどれかが劇的に症状を改善に向かわせる可能性も無きにしも非ずだろう。だが、この病気の
おかげで卑屈な精神を育み、社会性を喪失し、世を憂うことしかできなくなってしまった現状を、
はたして今更どう好転させることができようか。ああ、もちろんそれらの大半は僕自身の心根の弱さに
起因するのだろうさ。さはさりとて、このグロテスクなフェイスとボデーを片時も意識せずにはおられぬ
苦痛と心労は幾ばくたるや。ネガチブであればあるほど心を蝕むスピードは加速度を増す。僕は
ポジチブでありたいのだ。明るく生きたいのだ。心の底から笑ってみたいのだ。そして叶うことなら、
いつの日か誰かと心のつながりを感じてみたいものだ。
まあ、それはそれとして、脱ステを少しずつ進めているんです。やはり炎症は出てくるよ。
ウンザリする程の皮膚の粉屑がボロボロ剥がれ落ちる。しかし怠惰な生活を送っている割には、
それなりになかなか良い出だしだとは思う。たとえひとときでもいい。アトピーであることを
忘れて安らかに眠ってみたいものだ。
昨日は「ダイハード2」を鑑賞。こちらも初見でBDにて。もう非の打ち所が無いってほど面白かった。
なんというか最近のド派手なCGアクション映画では感じられない、リアルな緊張感とスリルの
応酬がたまらん。大ラスのライターで離陸する飛行機に引火させる演出とかもうこれだよこれ!って
感じの痛快さ。中盤で旅客機1機墜落して全員死亡っていう大惨事すら忘れさせる、終わり良ければ
全て良し感がまさにハリウッドだよねぇ。