チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ふなっしーって・・・。

世の中は移ろいやすく、また流行り廃りも秋の空の如く変わっていくのであるからして、「乗るしかない、このビッグウェーブに」的なインスピレーションを得られたモノに限り、流行に食いついてはみるのだが、どうにも理解不能な事象にぶち当たることもあるワケで。最近、一番解せぬのは「ふなっしー」なるゆるキャラの人気ぶりである。このゆるキャラ戦国時代に、忽然と登場した船橋市の非公認ゆるキャラで、まだ出始めの頃、動画なんかで見た印象は「随分トホホなデザインやな・・・」くらいなモノだった。その後はいろんな現場への神出鬼没ぶりが話題となり、あれよあれよと有名に。最近では本やDVDまで出し、11月には歌手としてメジャーデビューするらしい。

森永卓郎「ふなっしーの推定年収は1億円」本当か テーマソングでCDデビューも決定、被災地支援も熱心 (1/2) : J-CASTニュース

おい、マジか・・・。昨晩、たまたま映画パーシー・ジャクソンの新作のCMが目に止まったのだが、劇中で吹き替えの声当てもしているようだ。僕は自分が理解できないモノを腐すとか、そんなゲスなことはしないが、この人気の過熱ぶりはまったくイミフすぎる。ちなみに、公認キャラとして押すに押されぬポジションを築いたくまモンのフォロワー数289,000に対し、ふなっしーのフォロワー数280,000でかなり競っている。このふなっしー現象とゆるキャラブームはいつまで続くのだろうか。うーむ。

昨日はジョセフ・コシンスキー監督作「オブリビオン」を鑑賞。SFミステリー・アクション超大作。まず一言でこれはかなり面白かった。内容こそ関係ないが、個人的に名作「コンタクト」を想起させるような鑑賞後感が残った。エイリアンの襲来、荒廃した地球、人類の他天体への移住など、基本的な設定は使い古された感じなのだが、ストーリーが進むにつれ、覆されていく驚愕の事実の連続に、否が応でも没入してしまう。"Oblivion" すなわち「忘却」が本作の核心であり、タイトルがすべてを雄弁に物語っているのだが、これが実に切ない結果をもたらす。主演のトム・クルーズ演じるジャックに感情移入すると泣いてしまうこと請け合い。映像表現は間違いなく現時点の最高水準のクオリティだと思うし、メイキングを観ると、監督始め製作陣がリアルとCGの使い分けをいかに巧みにやってのけているか分かる。更に特徴的なのが音楽で、やや華美だが荘厳なBGMは、おっさんのコロロの琴線に触れまくりであった。コレ、今年観た映画で一番かも・・・。劇場で観なかったのが悔やまれるよ。トムに関しては「アウトロー」も面白かったし、全く衰えを感じさせないなぁ。