チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

夏とG戦線。

今週はもうずっと雨らしい。予報を見てゲンナリする。もっとも本州以南の状況に比べれば、当地の雨の降り方なんてイージーモードだと思うのよね。まだこっちに来るン年前、腰付近まで浸かる洪水に見舞われ、やべーよやべーよと、出川哲朗ばりにボヤきまくって帰路についたコトがあるし、竜巻とニアミスしていたのを後から知って、ホッと胸を撫で下ろしたコトもある。アレは今思えば、撫で下ろしたランキングベスト3に入る貴重な経験。

台風とかゲリラ豪雨とか、そっち系の自然災害とはほぼ無縁の当地はかなり恵まれている環境だわ。それ以上にGの野郎がいないってのが一番にスバラシイ。叶うことならリアルで二度とGを目にしたくない。しかし、これからはどうだろう。仮に温暖化が進行するとすれば、当然気圧配置も変わるのだろうし、Gだってその繁殖域を拡大するに違いない。越冬できる様になったらもうオシマイだ。

平均気温、対策なければ4.4度上昇 温暖化で今世紀末 :日本経済新聞

こういう記事、特定業界の提灯じゃなければいいのだけど・・・。Gが北上するなら、僕は更なる北へと逃れたい。割りとマジでそんな風に考えていたりする。

 

映画鑑賞記

デリック・ボルテ監督作「幸せがおカネで買えるワケ」("The Joneses" : 2009)

ステマでカネ持ちの物欲を刺激する一家の顛末を描いたドラマ作品。

高級住宅街に引っ越してきたジョーンズ一家、父スティーヴ(デヴィッド・ドゥカヴニー)、母ケイト(デミ・ムーア)、娘ジェニファー(アンバー・ハード)、息子ミック(ベン・ホーリングスワース)の4人。瀟洒な邸宅に住まい、超高級車を所有し、最新のファッションを身に纏い、最先端のデジタル機器を颯爽と扱う。どこから見ても完璧な彼らは、すぐに人々の憧れと羨望の対象となる。ところがそんなジョーンズ一家、実は本当の家族ではなかった。完全無欠なその家族像は偽りの姿で、彼らの所有物全て引っ括めた、ライフスタイルを丸ごとカネ持ちにコピーしてもらう事を目的にした、ステマビジネスを展開する会社から送り込まれたユニットだったのだ。クライアント企業が売り込んでもらいたい新商品が、本部からジョーンズ家に次々と送り込まれ、4人はそれぞれが開拓し受け持つ交遊範囲で、それとなく見せびらかし、使い倒し、とにかくステマしまくる。各種商品の売上増加率が、個人の評価に直接反映されるという仕組みだが、本部から営業成績アップの突き上げを食らう一方で、4人は次第に「家族」を演じる事に疲弊してゆき、調和が崩れ始めるのであった。

こういう設定は、ありそうでない感じでなかなか痛快。一家でステマってのがなんともサレオツ。見栄っ張りなカネ持ち連中の物欲を、これでもかとばかりに刺激し消費に繋げるというマーケティング手法自体は、洋の東西を問わず行われているのだろうけど、どこにどう潜んでいるか分かったもんじゃないね、気付かないからこそのステルスなのだし。羨望が嫉妬に代わり、ときに悲劇すら生むってところまで描いていて、メリケン流の消費社会そのものを皮肉る内容にもなっているんじゃないかと。ところで、TOTOのウォシュレットがフィーチャーされてるのは笑った。やっぱり向こうのヒトには衝撃的なのかしら。

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