チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ブラジルからの~。

先日、Google先生からお便りが届いて、「あんた不正ログインされとるよ」って軽く衝撃的な内容が淡々と記されていたとです。なぜかブラジルのIPでログインが試みられたらしく、Google先生がバシッと弾いてくれたそうな。んで、先生の指示に基づき、二段階認証を設定しなおして、一応事なきを得た感じなのだけど、絶対にどこかの通販サイトのお漏らしに決まってるんだわ。大手だって大っぴらにハッキングされる昨今なのだから、零細とか個人でやってるところなんか、情報がどう管理されているか分かったもんじゃない。まぁ、おっさんには抜かれて困る様な致命的な情報はないんだけどさ、多分。

ところで、パスワードは乱数生成した4つを各サイトで使い分けてはいるものの、ズボラ且つ情弱だから、文字列自体は正確にアタマに入っていても、どこでどれ使用したかは忘れてしまいがちなのよね。「コレだっけか?違うな。んじゃコレか?あれ、ここはどれ使ってたっけ?ああもうめんどくせ。」からの「パスワードを忘れた方へ」をクリック。最近はセキュリティの根幹を揺るがす事件が多いだけに、これからネットとどう付き合っていけばいいか気を揉みますなぁ。引きこもりのおっさんのシーレーンが絶たれでもしたら、バンザイクリフ待ったなしであります。とりあえず、これを機にパスワードをまるっと変更した方がいいかしら。

 

映画鑑賞記

ミゲル・サポチニク監督作「レポゼッション・メン」("Repo Men" : 2010)

人工臓器を巡り、回収人の男と販売企業との間で繰り広げられる攻防を描いたSFアクション作品。

怪我や病気で失った臓器を人工臓器で置換する事が一般的になった時代、人工臓器を開発し、販売する企業ユニオンは莫大な利益を上げていた。その高額な価格故に、庶民はローンを組んで購入せざるを得ない為、家や自動車のローンに匹敵する程の利息を支払う事になるからである。支払いが滞ると、一定の猶予の後、回収人が訪れ、体内の人工臓器は有無を言わさず「強制的に」回収されてしまう。回収人の一人、レミー(ジュード・ロウ)は、そんな血生臭くも、高額な報酬を得られる仕事に、やり甲斐を見出す男だったが、妻からは愛想を尽かされ、販売員への転籍を強く求められていた。渋々ながらも回収人に見切りを付けたレニーだったが、最後の一仕事に訪れた先で不慮の事故に遭い、心臓を損傷してしまう。目覚めた時には既に人工心臓が取り付けられており、彼もまた高額な支払いに追われる身となっていた。遅滞なくローンを返済するには回収人として稼ぐしかないのだが、支払いに窮する立場になって、初めて回収の残酷さに気付いたレニーは、もはや人に手を下す事はできなかった。そんな折、レニーは人工臓器10個を有する多重滞納者の女ベス(アリシー・ブラガ)と恋に落ち、回収人から逃れんと共に奔走するのだった。

ほんのりサイバーパンクな近未来SFですな。内蔵やら関節やら果ては性器に至るまで、人体のあらゆる部分が人工臓器に置換しうるみたいで、全身義体化への過渡期みたいな時代設定。殺しを楽しむように、笑顔で滞納者から臓器を回収していたレニーが、いざ回収される側になったら、会社潰すしかねえみたいなハナシになるワケで、心情は察するものの身勝手過ぎやしないかと。ユニオンのセキュリティ、ザルすぎんだろって具合に、ツッコミどころはまぁそれなりに。オチはSFにはしばしば用いられる手法が用いられていて、ネタバレ厳禁。なんとなく想像できたけど。

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