チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

隣はナニをするヒトぞ。

また来た静かな日曜日の朝。徐々に秋が深まる。今週もいろんな出来事が世を賑わした様に思うが、僕にとってはどれも一切無関係であった。来週は世間様のお休みを縫うように回避して、少しばかり遠出しようと思うので、今日は体力温存デー。メンタルと腰の静養に励む。

こんな静かな日曜の朝に、隣人は平日と同じ様に出かけていった。僕はこの隣人について、男であるという事以外、ほとんど何も知らない。というか、いま住んでいるボロアパートの住人についても同じ様に全く何も知らないし、通路ですれ違う事も稀である。入居率がどうなっているのかも分からないが、少なくとも生活水準の高い人が住み着く物件で無いことは確かである。

ここらで隣人について簡単に書き留めておこうと思う。片方の隣人Aは僕が入居する前から住んでおり、割と古参っぽい男で年齢は不詳。夜な夜な、ネトゲか何かで誰かと会話しているのが、壁を隔てて聞こえてくる、ちょっとばかり迷惑な御仁。部屋を出入りする時間から察するに、生活は不規則の様子。一応ユウショクさんだとは思うが、プロパーではないのでは?と邪推している。2,3ヶ月に一度くらいの間隔で、大量のゴミ袋を積み出しているのを目撃するから、ひょっとしたら汚部屋かも知れない。

一方、件の出かけていった隣人Bは、僕の入居後2年程して越してきた男で、たまに友人らしき男女を連れ込んで騒ぐあたり、どうやら若者っぽい。誰も住んでいないと高を括って、音量大きめで音楽を聴いていたら、彼に壁ドンされてしまった苦い経験がある。毎朝、大体同じ時間帯に部屋を出るから、ユウショクさんであることは間違いなさそう。帰りは不規則で、たまにトイレでえずいているのが聞こえてくるのだが、これが親の敵のように激しく酷いので、どんな事情があるにせよ壁ドンしたいくらいである。

こんな得体の知れぬ隣人に挟まれながら、言うまでもなく最も底辺でムショクの僕は、今日も鬱々とひきこもり生活を送るのであった。

 

以下、下ネタに包まれますのでヨロシク。

 

映画鑑賞記

ジョゼフ・ゴードン=レヴィット監督作「ドン・ジョン」("Don Jon" : 2013)

ポルノ中毒の男が、ある2人の女との出会いを経て、その人生観を変えていく様子を描いたコメディ作品。

ジョン(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は家族を愛し、信仰に厚く、肉体の管理に余念がない名うてのプレイボーイ。仲間内では口説きのジョンと称され、首領(ドン)ジョンの異名を誇っていた。ところが、そんな彼が何よりこよなく愛するのがポルノビデオだった。女にはなんら不自由しない生活を送るジョンだったが、ポルノを観ながらのオナニーにこそ、SEXを超える無上の喜びを感じるのであった。ある夜、ジョンは友人達とクラブに繰り出し、いつのもの様に狙いを付ける女の品定めをしていた。そこでバーバラ(スカーレット・ヨハンソン)という極上の容姿の美女を見つけ、ジョンは迷わず声をかけるのだが、彼女は見た目とは裏腹にガードが硬く、ナンパは空振りに終わってしまう。その後、ジョンはSNSでバーバラとコンタクトを取り、距離を縮める事に成功する。しかし交際が進むに連れ、バーバラがポルノを忌み嫌う女である事が分かり・・・

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが初監督にして脚本・主演までこなしたコメディで、彼の才能が迸るアツい一作。テーマはポルノ中毒。超絶イケメソ&ジムで鍛え上げたボデーで女性とのSEXには事欠かない生活なのに、それには飽きたらず、連日ネットでポルノビデオを漁ってはひたすらオナニーしまくる絶倫男のジョン。なんと一日10回する時もあるらしい・・・。SEX後、ベッドをこっそり抜けだして、ポルノでオナニーしなきゃ収まらない程の絶倫ぶり(笑)そんな彼が、ムチムチのグラマラスボデー全開のセクシー美女バーバラに一目惚れし、猛烈アタックするのだけど、彼女は意外と身持ちが良いタイプで、軽い関係ならお断りと一旦はジョンを突き放す。その後、ジョンの熱意が実り、交際に発展するも、バーバラがポルノ嫌いである事が分かり、また、価値観も合わなかったりで、ジョンのポルノ熱が一層高まってしまうと。そんな折、出会った中年女性のエスター(ジュリアン・ムーア)が、彼の価値観を大きく変えていくワケですな。前半こそはっちゃけたちょいエロコメディなのだけど、終盤に向けて清々しい方向へとストーリーが展開する、なかなか良いおハナシ。教会で神父に対し、その週のセックス回数&オナニー回数を報告して、懺悔するシーンが最高にウケる。ゴードン=レヴィットいいねぇ。俳優としても監督としても、彼の今後にますます期待しちゃうわ。

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