チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

不調で完ヒキ。

昨日から発作的に逆食の症状が出始めて、それ以来、喉のつっかえを取り除こうとゲホゲホ繰り返していたら、喉を痛めてしまい、あれよあれよと微熱が出て、全身が倦怠感に包まれてしまった。まるまる半日ほど寝込んでも、症状は良くならないどころか悪化していくばかり。風邪を引いたかもしれない。今日は朝からポツポツと雪が降っている様だが、湿った雪で積もりそうな降り方でもない。体調もすぐれないし、今日は完ヒキDAYとする。

きっかけは昨日の昼過ぎに食べたチョコボールだった。正確には大人に贅沢チョコボールで、どこが大人向けかイマイチ分からなかったが、とにかくこれを食べた直後から、胃が荒れ始めた。チョコボールが直接の原因かどうかは不明だが、僕はもう金輪際食べない事に決めた。チョコボール自体、食べるのは10年ぶりくらいで久しぶりだったし、「大人」という謳い文句に惹かれ、つい手に取ってしまったが、どうやら僕のカラダに合わなそうだ。

ときに、少し前にトマ・ピケティが来日した時にも触れたが、あれからも連日の様に「21世紀の資本」の話題を方々で見聞きするものだから、どうにも僕は読みたくなってきてしまった。しかし6千円もするから当然手は出せない。出版社はみすず書房だから、値が張るのは頷ける。大学生時分にみすず書房の参考書を何冊か使用したが、どれも高価で購入するのは非常にしんどかったのを思い出す。「21世紀の資本」は図書館でも予約が殺到しており、現在のペースで順番待ちしていたら、借りられるまでに数年はかかりそうで、その頃には世界各国の経済状況がすっかり変わっているかもしれないし、資本主義が終わりを迎えているかもしれない。しかし、700ページもある大著を実際にどれくらいの人が読了できるのだろう。僕もいざ手に取ったところで、挫折する可能性は高い。

 

 

映画鑑賞記

アダム・マッケイ監督作「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」("The Other Guys" : 2010)

署内では脇役だった凸凹刑事コンビが、大きなヤマの捜査に乗り出し、奮闘する様を描くアクション・コメディ作品。

ニューヨーク市警の刑事ギャンブルは、会計部署上がりの真面目で堅物な男。愛車はプリウスで、いわゆる刑事のイメージとは程遠かった。一方、彼とコンビを組む相棒の刑事ホイツはギャンブルとは正反対で、やや血の気が多く、現場志向の強い男だった。ホイツは過去に拳銃の誤射でメジャーリーガーを負傷させてしまった責任を問われ、異動させられて以来、燻り続けているのだった。署内では花形刑事コンビのハイスミスとダンソンが、連日の様に市内で起こる事件を派手に解決し、実績を上げる一方、ギャンブルとホイツは脇役に追いやられ、ハイスミスとダンソンの尻拭いの様な書類作りを強いられる日が続いていた。ホイツはハイスミスらの様に現場に出たい気持ちが高まる一方で、デスクワークを天職の様にこなす相棒のギャンブルに我慢がならなかった。そんな折、ハイスミスとダンソンが逃走中の犯人を追跡している最中に殉職してしまう。署内ではハイスミスらのポジションが空いた事で、マーティンとフォッシーのコンビが花形として名乗りを上げようとしていたが、ホイツも指を咥えて見ているわけにはいかなかった。ホイツはギャンブルを強引に引きずり出し、事件捜査に街へ繰り出す。その最中、2人は大口投資家のアーションを軽微な罪で逮捕するのだが、実はアーションは抱えた損失を取り戻す為に、密かに巨額詐欺を目論んでいた。そうとは知らず、ギャンブルとホイツは大きな騒動に巻き込まれていくのだった。

堅物刑事とワイルド刑事の凸凹コンビが、巨額詐欺事件の解決に乗り出し、ドタバタの大騒動を繰り広げちゃうおバカ系アクション・コメディ。最初は単に建築法違反でしょっ引いたはずの投資家アーションが、実は巨額詐欺を目論んでいる事が判明。ギャンブルとホイツは殺し屋に命を狙われ、また上司から手を引くように圧力をかけながらも、証拠を掴み、詐欺の計画を中止させようと奔走するというハナシ。ギャンブルは堅物な男とはいっても、その昔、ゲイターと名乗り、たくさんの女のヒモとして生活してきた、なかなかの曲者。ある時を境に、そんな生活を捨て、真面目一徹な男に生まれ変わった。それにしても、このギャンブル、そのまるでイケてない容姿とは裏腹に、なぜか美女に猛烈にモテる(笑)。妻のシーラも超絶ホットな美女。ホイツはそれがどうにも信じられず、いけ好かない。この辺のギャンブルとホイツの軽妙なやり取りが実に面白い。劇中、随所に笑いの小ネタが散りばめられ、日本人としてはピンと来ないギャグもあるものの、大概はバカバカしくて可笑しい。アクションシーンではこれみよがしに派手な演出が盛りだくさんで、予想以上に見応えはあったかなと。ギャンブルの真っ赤なプリウスが、ボコボコの蜂の巣にされるのだけど、これはトヨタをディスっているのか、あるいは広告効果を見込んでいるのか、イマイチ分からない。しかし、プリウスをここまで派手に破壊する作品は初めてだなぁ。

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