チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

プロジェクトX 挑戦者たち 地下鉄サリン 救急医療チーム最後の決断

NHKプロジェクトX 挑戦者たち 地下鉄サリン 救急医療チーム最後の決断」(2005)[DVD]

地下鉄サリン事件発生時、救急患者の緊急搬送先となった聖路加国際病院における、救命スタッフ達の奮闘する様を描く。事件発生直後、病院には火災による傷病人の受け入れを打診されたらしく、スタッフらはそれに備えて患者が搬送されてくるのを待っていた。ところが程なくして、目を押さえながら、シンナーの様な薬品が撒かれたと訴える患者が駆け込んできた。スタッフらはその時初めて、これがタダ事ではない事態だと悟る。以後、続々と搬送されてくる重症患者を前に、野戦病院の様相を呈していく院内。しかし、その原因がまさかサリンだとはベテラン医師とて思いもよらない。そこで、患者の瞳に縮瞳の症状が現れているのを確認した1人の医師が、松本サリン事件の事を覚えており、双方に相関性を見出す。もし本当にサリンが原因なら、パムという解毒剤が効く事が分かっていた。しかし、これ自体が強い毒性を持っており、確証が無ければ安易に使用できない。医師は一世一代の決断を迫られる。その上、パムは用途が限定されている為、病院には僅か20人分しか備蓄が無かった。当時、パムを取り扱うのは名古屋のスズケンという医療品会社のみ。大急ぎで全国の拠点からパムを掻き集めたという。事件から20年が経とうとしているが、重い後遺症に苦しんでいる人がいる一方、裁判はまだ続いている。国内における戦後最大級のテロ事件の動機は、教団への強制捜査を先延ばしにする、ただそれだけだと言われている。実にバカバカしい。

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