チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ドッジボール

ローソン・マーシャル・サーバー監督作「ドッジボール」("DodgeBall: A True Underdog Story" : 2004)[BD]

経営する零細ジムの差し押さえを防ぐべく、賞金目当てにドッジボール大会に出場する事になった男とその仲間達の奮闘ぶりを描くスポーツ・コメディ作品。

零細ジム「アベレージ・ジョー」を経営するピーターは、オーウェン、ドワイト、ゴードン、ジャスティン、スティーヴら、気のおけない5人のジムの仲間達と共に、目標も無く、気ままに暮らしていた。ある日、ジムに銀行に雇われた弁護士ケイトがやってくる。ジムが赤字続きの為に、ローンを半年間滞納した事で、予てから警告を受けており、ピーターは30日以内に5万ドルを支払う様に求められる。ピーターはケイトから、通りを隔てた向かいに立つ「グロボジム」のオーナー、ホワイトがピーターのジムを狙っていると聞く。グロボジムはアベレージ・ジョーとは打って変わって、最新設備の揃った大型フィットネスジムだった。ピーターはホワイトに事情を聞くために、グロボジムを訪ねる。ホワイトはグロボジムがアベレージ・ジョーの抵当権を買い取った事を明かし、予定通り5万ドルが支払われなければ、差し押さえた末にグロボジムの駐車場にすると告げる。

ジムに戻ったピーターは早速、仲間達と金策を練るが、これといった方法も無く、諦めムードが漂う。その時、ゴードンが、愛読するスポーツ雑誌で、ラスベガスで開催されるドッジボール大会の優勝賞金が5万ドルである事を発見する。一同全員、ドッジボールに関する知識は無かったが、ジャスティンが古い解説フィルムを入手できる事を知る。ピーターはドッジボールに消極的だったが、他の5人は色めき立つ。

グロボジムのホワイトの元にケイトが訪れる。ホワイトは銀行への依頼主という立場を利用して、ケイトにアプローチをかけるが、ケイトはホワイトの下品さにドン引きする。ケイトがアベレージ・ジョーに同情的だと知ったホワイトは、敵対心を抱く。

ジャスティンが入手したフィルムで、かつてのADAAオールスターの名選手オフーリハンの指導にルールを学んだピーター達は、早速翌日の地区予選に出場する事になる。ホワイトはアベレージ・ジョーに盗撮カメラを仕掛けており、ピーター達がドッジボール大会に出場する事を知る。

翌日、ピーター達は大したトレーニングをする事もなく、ぶっつけ本番で試合に臨む。ロサンゼルスの本大会へ向けた地区予選だったが、出場するのは2チームだけだった。アベレージ・ジョーの対戦相手は、ボーイスカウトの少女6人組「417団」だった。ピーター達は呆気無く負けてしまうが、417団の1人にドーピングが発覚して失格となり、アベレージ・ジョーが本戦出場となる。

その夜、パブで勝利を祝うピーター達の元にホワイトがやってくる。ホワイトもまたドッジボールのチーム「パープルコブラ」を結成し、ドッジボール大会委員長を抱き込んで、強引に本戦出場する事を明かす。ピーターはホワイトへの挑戦を決意する。帰り際、ピーターの前に車椅子の老人が現れる。老人は自らをオフーリハンと明かし、アベレージ・ジョーのコーチを申し出る。その翌日から、オフーリハンによる猛烈なしごきを加えた特訓が始まる。その最中、ケイトがソフトボール歴8年の腕前を披露し、ドッジボールの素質がある事が判明する。ピーター達はチームに加わる様に誘うが、ケイトは依頼人と利害が相反するとして断る。ケイトがピーター達に加勢する事を危惧したホワイトは、ケイト宅を訪れ、強引にクビにした上で、口説こうとする。ケイトが跳ね除けると、そこへピーターが訪ねてきて、ホワイトは追い返される。ピーターは再度、チーム入りを要請し、ケイトは加入を決める。

ピーター達はラスベガス入りし、32チームによる本選トーナメントが始まる。アベレージ・ジョーの最初の対戦相手はドイツの「ブリッツクリーク」で、ユニフォームの発注ミスも重なって苦戦するが、辛勝する。オフーリハンはピーターに自身の身につけているスカーフを授ける。第二回戦の相手、木こり軍団「ランバージャックス」にアベレージ・ジョーは圧勝する。一方、パープルコブラは日本人チーム「カミカゼ」を下し、順調に勝ち進む。三回戦、アベレージ・ジョーはスラム街出身の「スキルズ・ザット・キルズ」と対戦し、快勝。準決勝でパープルコブラは「ラスベガス警察」と対戦し、圧勝。アベレージ・ジョーはポプキシー大学の「フライング・クーガーズ」と対戦、窮地に立つがゴードンの怒りのパワーで敵を下し、決勝進出を決める。

試合後、ピーター達一同が訪れたバーで、オフーリハンが落下した看板の下敷きになり即死する。一同はコーチを失い、途方に暮れる。ホテルの部屋に戻ったピーターに、ホワイトが接触を図り、ジムを10万ドルで譲渡する様に提案する。ピーターは甘言に乗り、契約書にサインする。

翌日、決勝の試合直前になって、ピーターの姿が消えた事が判明する。ピーターは単身、ラスベガスから去ろうとしていたが、ランス・アームストロングと偶然出会い、励まされ、翻意する。メンバーが揃わないと失格処分となり、パープルコブラの優勝が決まりかけたところへ、ピーターが土壇場で駆けつける。

その後、決勝が始まり、パープルコブラの優勢で試合が進む。アベレージ・ジョーも盛り返すが、ピーターがホワイトの一撃を食らい、試合は終了したかの様に思われた。ところが最後にホワイトがダブルフォールトしていた為に、勝敗はサドンデスで決する事になる。ピーターとホワイトの一騎打ちで、互いにいつ仕掛けるかが勝負を分けるが、ピーターはオフーリハンの教えを思い出し、訓練で学んだ事を実践し、見事ホワイトを下す。アベレージ・ジョーの優勝が決まると、ホワイトはジムは自分のモノだと告げる。ピーターは買収に乗った事を認めた上で、10万ドルをオッズ50倍のアベレージ・ジョーに賭け、500万ドルにした事を明かす。ピーターはその金でグロボジムの株を買収し、ホワイトにクビを宣告する。

その後、ピーターはフィットネスジムの経営に加え、仲間達と共に子供向けのドッジボール教室を開く。一方、ホワイトはリバウンドを重ね、超肥満体に逆戻りする。

 

ド素人6人組が賞金目当てにドッジボール大会に出場して優勝しちゃうという、なんともお気楽なおもしろコメディ。一言にドッジボールと言っても、日本でお馴染みのドッジボールとはかなりルールが異なっており、アメリカン・ドッジボールというらしい。ボールを敵にぶつけてコート外に出すという点では同じだが、ボールは6つあるし、コート外にはプレーヤーを配置しないし、ボールをキャッチしたらその都度、外にいるプレーヤーが復活できる様になっていたりだとか、パッと見では別のスポーツの様だ。ホワイト役のベン・スティラーがかなりキモい設定で、かつて超肥満だったところから、ダイエットに成功し、ジムのオーナーになったという男で、食欲を一生懸命我慢しているのである。ピザを眺めながら、オナニーするシーンとかくだらなすぎて笑った。ちなみに日本のチーム「カミカゼ」はグロボのチームに速攻で負けてしまう。

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