チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ジュラシック・ワールド

コリン・トレボロウ監督作「ジュラシック・ワールド」("Jurassic World" : 2015)[BD]

20年の歳月を経て、新種の恐竜を交えたパークと共に復活を遂げたリゾート施設で、事故により脱走した恐竜達がもたらす惨劇の顛末を描くSFアドベンチャー作品。

 

中央アメリカの洋上に位置するイスラ・ヌブラル島、ジュラシック・パークにおける一連の出来事から20年余りの歳月が過ぎる。実業家マスラニハモンドから恐竜の開発を担うインジェン社と共に島を譲り受け、事業規模を大幅に拡大し、新たにリゾート施設「ジュラシック・ワールド」を開業して成功を果たす。マスラニはパークの趣旨を「人間が謙虚さを学ぶ場所」だと主張する一方で、投資家から出資を募り、ウー博士の率いる研究チームに遺伝子操作による新種の恐竜開発を次々に行わせる事で、訪れる客の要望に応えようとする。ウーは従来のクローン型恐竜に加え、ハイブリッド型の新種第一号としてTレックスを基に、より大きく凶暴なインドミナス・レックスを開発する。

米国に住む10代の兄弟ザックとグレイは、母カレンの妹クレアがパークの管理責任者を務めている事から、冬季休暇を利用して2人だけでパークに遊びに行く事になる。 ザック達は空港で両親に見送られ、米国を発つと、コスタリカを経由してフェリーで島へ到着する。ザック達はクレアと久方ぶりの再会を果たすが、クレアは多忙を理由に同行できない事を詫びると、助手ザラをお守役に付ける。ザック達は落胆しながらも、VIP待遇で広大なパークの散策に繰り出す。

クレアはコントロール室でパーク内の状況に目を光らせ、二万人以上の集客を確認すると、スタッフのロウリーとヴィヴィアンに的確に指示を出し、トラブル対応に当たる。ハモンドからパーク創設の意義を継承したマスラニは、収益以上に客と恐竜の満足度を重視する意向を示す。クレアはマスラニと共にインドミナスを飼育するパドックに赴き、マスラニにインドミナスを紹介する。初めて対面したマスラニは、その恐ろしさと凶暴さに感服する。マスラニはインドミナスを発表する前に、パドックの防壁強度について、新たに雇った元海軍のオーウェンに助言を求める様にクレアに促す。

オーウェンはトレーナーとして、4頭のヴェロキラプトルを巧みに手懐ける事に日々熱意を注ぐ。インジェンの警備主任ホスキンスはその様子を視察し、ラプトルが人間との間に絆を結べる事を確信すると、野外テストを提案する。ホスキンスはロボットの代わりにラプトルが忠実で強力な殺人兵器として活用でき、兵士達の命を救えると説くが、オーウェンはラプトルを兵器利用する事を明確に拒絶する。その時、新米トレーナーがミスを犯し、ラプトルのパドック内に転落する。オーウェンはすかさずパドック内に入ると、ラプトルの信頼を損なわぬ様に銃撃を禁じながらも、首尾良くトレーナーを救い出す。その一部始終を見て、ホスキンスは自説への確信を強める。

ザック達はザラの目を盗んでお守を逃れると、2人だけでパーク内を巡り始め、Tレックスやモササウルスなどを観覧して歓喜する。クレアは元交際相手でもあるオーウェンの元を訪ね、マスラニからの依頼を伝える。オーウェンは、数字に拘り、恐竜達をモノ扱いするクレアに対し、彼らが本能を持った生き物だと説く。

オーウェンは早速、インドミナスのパドックの視察に赴く。クレアはインドミナスのDNA構造が基礎ゲノムにTレックスを使用している事以外、詳細に関しては企業秘密だと説く。オーウェンは完全に外部と隔絶された状況で、単独で育った動物には問題が多いと指摘する。クレアは姿を見せぬインドミナスに餌を与え、誘い出そうとするが、熱カメラが反応を示さず、また防壁に爪痕が付いているのを見て、脱出の可能性を疑う。クレアはインドミナスの体内に埋め込まれたGPSで現在地を確認すべく、直ちにコントロール室に向かう。一方、オーウェンパドックの管理人と警備員と共に、パドック内の検証を始める。クレアはGPSの反応から、インドミナスがパドック内にいる事を知ると、オーウェンに直ちに避難する様に伝える。その矢先に、オーウェン達の前にインドミナスが姿を表す。オーウェン達はパドックからの脱出を図るが、インドミナスは立ちどころに警備員と管理者を餌食にして、パドックのゲートを突破する。オーウェンは車の下に身を隠すと、オイルで匂いを消してインドミナスをやり過ごす。インドミナスは制限エリアとアトラクション・エリアを隔てるフェンスの方角へ走り去る。

マスラニは騒動にする事を忌避し、冷静に対処する様にクレアに命じる。クレアはインドミナスがアトラクション・エリアに到達する前に捕獲すべく、即応部隊を派遣する。インドミナス脱走を知ったホスキンスは、その特性を知る好機と捉える。一方、そんな事とはつゆ知らず、ザック達はアトラクション間を移動する。グレイは両親が弁護士を立てて離婚を協議している事をザックに明かし、悲嘆する。ザックは両親の問題だと諭し、大人になる様に奮起させる。

オーウェンはコントロール室に赴くと、インドミナスが赤外線カメラに反応しなかった理由をマスラニに問い質し、インドミナスが逃げた様に欺く高い知能まで持ち合わせていると主張する。程なく、部隊がインドミナスに追い付く。マスラニは開発に巨費を投じている事を理由に、麻酔銃で対処する様に命じる。オーウェンは捕獲を中止する様に命じるが、クレアをその命令を退ける。部隊は肉片と共にえぐり取られたGPS発信機を発見する。そこへ擬態して待ち伏せていたインドミナスが現れ、圧倒的な力で部隊を壊滅に追いやる。オーウェンはインドミナスが初めての野外環境に混乱し、動く物を見境なく殺しているのだと説くと、島を放棄し、インドミナスを実弾を使用して殺すべきだと主張する。クレアは緊急警報を発令すると、パークの北側の閉鎖と客の全員退避を命じる。パーク内の各アトラクションは不具合を名目に封鎖されるが、ザック達はその直前にジャイロスフィアに乗って、恐竜達の群生地へ出発する。

マスラニは研究所にウーを訪ねると、インドミナスの特性について問い質す。ウーはイカとアマガエルのDNAを構成に加えている事を明かす。マスラニは無断で特性を付与した事を咎めるが、ウーはマスラニの要望に応えたのだと強弁し、それが故に凶暴化したのだと説く。マスラニはウーの築いた全てを無に帰すと通告する。ウーは自分の研究のおかげでパークが成立しているのだと主張するが、マスラニはモンスターを望んだ覚えは無いと突っぱね、作業の即刻中止を命じる。ウーはモンスターは立場で変わる言葉だと反論する。

ザック達は悠然と草原を闊歩する草食恐竜の群れと遭遇する。その時、ツアーの中止がジャイロに通知され、引き返す様に命じられる。ザックはVIP故に多少のルール違反は問題が無いとグレイを説き伏せ、更に先へ進む。クレアはザック達がザラの元を離れ、また通信障害で現在の居場所が分からない事を知ると、自ら迎えに行く事を決意し、オーウェンに協力を求める。

ザックはグレイの反対を押し切り、破られたフェンスを抜けて制限エリアにジェイロを進める。ザック達は森の中を分け入り、間もなく、インドミナスと遭遇する。インドミナスにジャイロを破壊されたザック達は、命からがらその場を脱すると、池に飛び込み、インドミナスの追跡から逃れる。程なくして、オーウェン達はジャイロ・エリアへ駆け付け、そこでインドミナスに殺された無数の草食恐竜の死体を発見する。一方、ホスキンスはインジェンから部隊を呼び寄せる。

オーウェン達は森の中でジェイロの残骸と共にザック達の足跡を見つけ、その後を辿る。ザック達は廃墟と化した20年前のパーク跡地に到達し、屋内でジープを発見する。一方、ホスキンスはインドミナスの対処にラプトルを用いる事を提案するが、マスラニはそれに反対する。ホスキンスは間もなく客が集うエリアにインドミナスが接近すると説く。マスラニ銃火器を搭載したヘリを自ら操縦し、インドミナスの対処に向かう。

ザック達はジープの修理を済ませると、跡地を脱出し、アトラクション・エリアを目指す。そこへ一足遅れてオーウェン達が駆け付ける。その矢先にインドミナスが現れ、2人に襲いかかるが、マスラニのヘリを察知すると、それを追って翼竜園へと走り去る。ヘリはインドミナスに機銃掃射を行い、インドミナスは翼竜園のドームを破って、中に逃げ込む。パニックに陥った翼竜達はドームの裂け目から上空へ逃げ出し、ヘリに襲いかかる。ヘリはドームに墜落し、爆発する。夥しい翼竜達が南方のアトラクション・エリアへと飛び立ち、インドミナスもまたその場から姿を消す。

ザック達は飛び交う翼竜の群れから逃れ、客が集結するパーク中央部に辿り着くが、間もなくそこに翼竜達が到達し、客達に一斉に襲いかかる。遅れてパークに到着したオーウェン達は警備隊と共に翼竜の制圧に乗り出す。その最中、ザック達の目の前でザラが翼竜に連れ去られ、プールに落下した後、翼竜諸共、モササウルスの餌食になる。オーウェン達は窮地を切り抜け、ザック達を発見する。一方、ホスキンスはマスラニの死に伴い、コントロール室の社員に解雇を通告し、インジェンのチームが取って代わる。

日が暮れると、ホスキンスは四頭のラプトルの出撃準備に着手する。そこにオーウェンが駆け付け、ホスキンスを殴り飛ばし、戒める。ホスキンスは実権がインジェンに移った事を明かし、島から退居する様に命じる。オーウェンはやむを得ず、自らが主導する形でラプトルをインドミナス討伐作戦に投入する事を決断する。オーウェンとバリーはラプトルを野外へ解き放つと、インジェンの特殊部隊と共にその後を追う。クレアはザック達と共にパドック傍のバンの中で、作戦の推移をライブ映像で見守る。

やがてラプトル達は森の中でインドミナスを発見し、オーウェン達は迎撃態勢を整える。そこに現れたインドミナスは、ラプトル達とコミュニケーションを図り、容易く手懐ける。オーウェンはインドミナスのDNAの構成にラプトルが入っている事を確信する。オーウェン達はインドミナスに対して一斉に攻撃を開始するが、ラプトル達の反撃に遭い、部隊は壊滅に追いやられる。ラプトルはクレア達の待機するバンへ到達し、襲いかかる。ザック達はこれに巧く対処し、ラプトルを退ける。クレア達は駆け付けたオーウェンと共に、パドックを離れ、逃走する。

作戦失敗に伴い、会社が壊滅的被害を被る事を危惧したホスキンスは、会社更生法が適用され、差し押さえが行われる前に、ウーに島からの撤収を命じる。一方、客達は島の南端に集まって脱出用のフェリーを待つ。パークのスタッフ達も一斉に撤収を始めるが、ロウリーはただ一人、コントロール室に留まる。間もなく、ウーはインジェンのヘリで島から脱出する。

オーウェン達はその直後に、無人と化した研究施設に到達し、そこで行われていた研究の一端を目の当たりにする。そこにホスキンスが部下と共に現れ、研究資産を持ち出していく。ホスキンスはインドミナスを始めとするハイブリッドの新種が会社の未来の為に必要であり、それらが最新ハイテク兵器をも凌ぐ生物兵器になると主張する。そこにラプトルが現れ、ホスキンスを餌食にする。オーウェン達は施設を脱出するが、その矢先に三頭のラプトルに包囲される。オーウェンは身を賭して、再びラプトル達と絆を結び直す。そこにインドミナスが姿を表すと、ラプトル達は一斉にインドミナスに襲いかかる。ラプトル達がインドミナスに圧倒される最中、グレイはインドミナスの歯数が少ない事を指摘する。それを聞いたクレアは、Tレックスパドックに向かう。

インドミナスはラプトルを退けると、オーウェン達に襲いかかる。クレアは無線でロウリーにパドックのゲートを開ける様に命じ、Tレックスを野外に解き放つと、インドミナスの元まで誘導し、対決する様に仕向ける。Tレックスはインドミナスと死闘を繰り広げるが、やがて劣勢に立たされる。そこに唯一生き残りのラプトルが駆け付け、インドミナスを翻弄し、Tレックスの窮地を救う。Tレックスはラプトルと共にインドミナスをプールサイドに追い詰める。その時、水中からモササウルスが姿を現し、インドミナスの体に齧り付いてプールに引きずり込む。レックスとラプトルはその場を立ち去り、森へ帰っていく。

翌朝、島に救援隊が到着し、負傷者の治療に当たる。カレンが夫スコットと共に駆け付け、ザック達の無事を確認して喜ぶ。オーウェンとクレアは人生を共に歩んでいく事を決意する。満身創痍のTレックスは、パークを一望できるヘリポートに上がると、島の王者としての雄叫びを上げる。

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