平年を大きく下回る気温が続いている。まだ10月なのに日中でも気温が一桁台で、昨日は今シーズン初めて指貫手袋を着用した。室温は18度前後を維持しているから、暖房はまだ先の話だが、窓は既に結露でベチャベチャだ。そのままにしておくとカーテンまでベチャベチャになってしまうから、冬場はダンボールを挟んでカーテンと窓が触れない様にしている。外から見たらさぞかし奇妙な光景だと思うが、幸い雑木林の様になっているから誰の目にも触れないので問題ない。しかし、このカーテンも購入からそろそろ1年半ほど経つから、インナーカーテンの方だけでも洗濯した方が良いのかしらんと思うのだが、干せる場所がどこにもないから困る。さりとてコインランドリーの乾燥機を使うと痛むだろう。更に言えば、洗濯している間は替えのカーテンが無いのだから、外から汚部屋が丸見えだ。雑木林が遮るから心配が無いと言っても、さすがに防御力ゼロの様な状態は憚られる。私の様な独居メンズはカーテンの扱いをどう乗り越えているのだろうか。恥ずかしながら、私は独居ライフをほぼほぼ20年近く続けていながら、これまでカーテンを洗濯した事がない。その都度、安物を使い捨ててきたのである。しかし、いまのカーテンは分不相応にも無印良品の値が張る品であり、これまでの様なぞんざいな扱いなどできるはずもない。世間的にはこの価格帯のカーテンとて安物の範疇かも知れないが、私にとっては汚部屋をほんのりセレブリティな装いに格上げしてくれる、瀟洒なカーテンなのである。斯様に今日もくだらない事で悩んでいる。