チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

冬の間に遺棄された無数の犬の糞が雪解けに伴い姿を現し始める度に飼い主への憎悪が募っていく。

急速に暖かくなったせいで、買い物に行く際によく使う散歩道でジョギングする老若男女が急増した。正直なところ、その手のドヤ顔ランナーは邪魔臭くて鬱陶しい。一人で黙々と走っている人はまだマシだが、カップルで談笑しながら並走していたりすると、イラチの私は憤激ゲージが突沸して、すれ違いざまに上段蹴りをかましてやりたくなる。上段蹴りと簡単に言ったものの、およそ十年前まではできていたが、こちらに来てからは部屋が狭すぎてシャドートレーニングすらしていないので、足が上がるかどうかも怪しい。昔の様な感覚で上段蹴りを発動すると筋が断裂するかも知れない。絶対に運動が必要だ。まずは地ならしの為に筋トレから始めねばならない。的な事を宣言しつつ、早ン年が過ぎている。とまれ兎にも角にもカップルを目の敵にしてしまう、この憐れな性分をなんとかしたい。散歩道と言えば、犬を散歩させながら往来している人も多いのだが、この時期は真冬に雪の中に放置された糞が、雪解けと共に露わになって、それは酷い有様である。犬が糞をするのは仕方ないとして、飼い主が公然とそれを放置する事が許されている現状がまったく解せない。飼い主以外は基本的に誰も手を付けないのだから、雨で流されでもしない限り、長期間そのままの状態が維持される。こう考えているだけで憤激ゲージが高まってくる。不届き者には現行犯でタイキックでも食らわせられる様にして欲しい。