チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

耳掻き棒を捨て去ってから二週間が経ったが依然として耳穴のモゾモゾに苛まれる。

天気予報が確かなら今日で一応季節外れの夏日が収束し、明日から平年並みの気候に戻る。向こう一週間ほどは雨続きになりそうだから、それはそれで憂鬱だが、とにかくこの暑さが終わってくれるのは助かる。そろそろコバエが活動を始めても良い頃だが、網戸の隙間から侵入してきた小虫くらいしか確認していない。繁殖を許したらそれまでだから、ゴミの管理に細心の注意を払わねばならない。ゴミと言えばアパート前のゴミ捨て場に投棄されたルール無視ゴミは依然としてそのままだ。まったく管理会社は頼りにならない。毎月家賃と一緒に共益費を支払っているのにこの始末だ。しかし、社会の粗大ゴミたる私が、ルール無視ゴミに対してこうして連日憤るのも滑稽な話で虚しい。真っ先に処分されるべきは私だろう。ときに、長年続いていた耳の掻き過ぎという悪癖を断つ為に、耳掻き棒を捨て去ってから、気付けば早くも二週間が経っていた。依存症の様に常に耳掻き棒を手放せなかったくらいだから、何もできないのはなかなかストレスが溜まる。耳穴がモゾモゾするから掻きたいのか、掻かないからモゾモゾするのか、それはわからないが、いずれにせよ、この状態に慣れるしかない。綿棒で擦る限り、耳穴の環境は良くなっている様に思えるから、モゾモゾが消えるのも時間の問題だろう。