チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

トロール・ハンター

アンドレ・ウーヴレダル監督作「トロール・ハンター」("Trolljegeren" : 2010)[BD]

政府がその存在を隠蔽するトロールの調査・討伐を請け負うハンターの動向を、学生グループが追跡取材する過程を描くファウンド・フッテージ型ホラー作品。

 

2008年10月、ノルウェーフィルムカメラーテネ社に283分の映像が収録されたHDDが匿名で届く。専門家チームは一年以上を費やして、その信憑性を検証し、映像が本物と断定した。このドキュメンタリー作品は、一切の加工を施さず、元の映像を編集した物である。

ヴォルダ大学の学生トマス、ヨハンナ、カッレは、ドキュメンタリー映画を制作するに当たり、ヴォルダ周辺で相次ぐクマ殺しについて調査すべく、インタビュアーをトマス、音声をヨハンナ、カメラマンをカッレが担う事で、取材を開始する。三人はその過程で、無数に深い引っかき傷の付いた車で、年季の入ったキャラバンを引いてヴォルダにやってきた、不審な男ハンスに密猟者の可能性を見出し、ハンスが停泊するキャンプ場を訪ねる。三人はハンスが毎晩の様に出かけては朝方戻ってくる事を知ると、張り込んだ末に、ハンスに取材を試みるが拒否される。三人はハンスが何かを探し回っている事を掴み、ハンスの車を追跡するが見失う。

翌日、三人は撃たれて死んだクマが見つかった現場に赴く。ハンター達はクマの死骸の周辺からクマとは異なる不自然な足跡を見つけ、死骸が何者かにより運ばれてきたのだと主張する。トマスはその事実を、現場に駆け付けた野生動物委員フィンにぶつけるが、フィンは馬鹿げていると一蹴する。

三人は再びハンスの動向調査を始める。三人はハンスが車をフェリーに乗入れてヴォルダから移動し、不可解な行動を続ける様子を確認した後、船上で再びハンスへの直撃取材を敢行するが、またしても拒絶される。三人は諦めず、尚もハンスの後を追い、キャンプ場へ戻って張り込みを続ける。

その夜、三人は再びハンスの車を尾行し、立入禁止区域となっている深い森の中へ侵入する。程なく、三人の前方で動物の鳴き声と共に閃光が走る。そこへハンスが引き換えしてきて、三人を見つけると「トロールだ」と叫ぶ。三人はハンスと共に一目散に車へ引き返す。その最中、トマスは何かに肩を噛まれ、負傷する。ハンスはトマスを手当すると、自分の後を付けぬ様に命じる。その後、三人が乗ってきた車が大破し、粘液まみれの状態で見つかる。トマスはハンスに説明を求めるが、ハンスは多くを語る事無く、三人を自分の車に乗せて帰路に就こうとする。トマスはハンスの活動の撮影を要望する。ハンスは指示に絶対に従うという条件でそれを認める。

翌晩、ハンスは三人に神を信じている者がいるか確認した後、三人を連れて同じ森に向かう。森に到着すると、ハンスは三人に小川で体を洗って体臭を消した後、トロールから抽出した臭いの素を塗る様に命じる。ハンスは携行する武器について、それが太陽光を浴びると石になるか或いは爆発するトロールの弱点を突く、紫外線フラッシュだと説く。程なく、ハンスはトロールの小便の痕を発見すると、知己の獣医師に連絡し、小便が「リングルフィンチ」のマーキングであり、それがテリトリーを追われてきたであろう事と、病気に掛かっている可能性を伝える。ハンスは獣医師に調査の為の採血を求められるが、道具を持参しておらず、断念する。ハンスは開けた場所に三人を残し、トロールを誘き出しに行く。しばしの後、ハンスが身の丈10メートルを超え、3つの頭を有する「トッサーラッド」と称する凶暴なトロールに追われて戻ってくる。一同は車まで必死で逃走する。ハンスは追ってきたトロールに、車に搭載した大型ライトを照射する。その途端、トロールは瞬時に石化する。三人はトロールが実在し、それを目の当たりにした事に興奮する。ハンスはトロールキリスト教徒を嗅ぎ分けていた事を指摘し、三人のいずれかがキリスト教徒では無いかと問い質すが、三人は否定する。ハンスは政府が権力でトロールを隠蔽している事、自らは長らくハンターを請け負っているが、何の補償も手当も無く嫌気が差している事を明かすと、トロールの扱いを変える為にテレビで公表する事を希望する。ハンスは石化したトロールをハンマーで粉砕した後、爆破処分する。

翌朝、そこへフィンが駆け付けると、撮影させている事を咎め、三人に撮影の中止を命じるが、三人はそれに応じず、撮影を続ける。フィンは手配した業者にクマの死体を運び込ませ、家畜殺しの犯人がクマの様に見せかける偽装工作を施した後、三人に映像を世に出さぬ様に脅して引き揚げる。ハンスはテリトリーから抜け出したトロールの駆除が自らの職務である一方、フィンはTST(トロール保安機関)の役人でトロールの存在を隠蔽するのが職務である事を明かす。

ハンスはトロールについて、大別して山トロールと森トロールの二種類がいる事、頭の数は成長に従って増えるものの最初の一つ以外は威嚇用の突起物にすぎない事、寿命は1000から1200歳であり、知能は非常に低い事、自らはかつて特殊部隊に所属していたが、政府にスカウトされた事などを明かす。

ハンスは三人を連れて再びトロールの捜索に出かける。道中、トマスは不調を訴える。程なく、リングルフィンチの足跡が見つかる。現場にマスコミが駆け付けると、フィンはそれがクマのものだと説明する。マスコミはそれに疑義を呈すもフィンは無視する。

その夜、ハンスは現場付近の橋の上に生きたヤギを餌に仕掛け、トロールの訪れを待つ。しばしの後、トロールが出現すると、ハンスは防具を身に纏い、採血器具を携えてトロールに接近する。トロールはハンスを殴り飛ばし、喰らおうとするも、防具に歯が立たずに諦める。意識を取り戻したハンスは再びトロールに挑み、採血の後にフラッシュでトロールを爆発させる。その足でハンスは獣医師の元に血液を持ち込む。獣医師は分析に数日かかる見込みを示す。

ハンスはトロールがテリトリーから離れる様になった原因を探るべく、三人を連れて各地を巡る。その最中、ハンス達は木々が不自然に倒された現場を訪ねる。ハンスはその原因が伝えられている様な竜巻では無く、トロールの仕業だと確信する。その夜、ハンス達はそこから程近い場所の森に調査に入り、トロールの足跡を辿って古い採掘坑に辿り着くと、もぬけの殻となっている坑内を探索する。ハンスは坑内の痕跡からそこがトロールの群れの巣だと断定する。程なく、「マウンテンキング」と称されるトロールの群れが坑内に戻ってくる。ハンス達は穴の中に身を隠し、息を潜めて様子を窺う。トロール達はハンス達の目前で休息を始める。その最中、カッレが執拗に体臭消しを始め、自らがキリスト教徒だと打ち明ける。間もなく、トロール達は当惑するカッレの汗の臭いを嗅ぎつける。ハンスはフラッシュでトロール達を退けながら、三人と共に脱出を図る。その途中、カッレがトロールに捕らえられ、餌食にされる。トマス達は残されたカメラを回収するも、カッレの死を悲嘆する。ハンスはトロールが逃亡したとされるドヴレに向かい、その原因を探る意向を示す。

翌朝、キャラバンに戻ったハンス達をフィンが待ち受け、ヨハンナからカメラを回収しようと企てる。ヨハンナはトロールのせいで人が死んでおり、公表すべきだと主張する。トマス達は取材を続ける決意を新たにし、代わりのカメラマンとしてマリカを目的を明かさずに呼ぶ。その後、ハンスは車に更なる武装を施した後、トマス達と共に無数の木々がなぎ倒された現場に赴く。ハンスはそれが、身の丈60メートルにも上る巨大な山トロール「ヨットナール」が、ドヴレから逃亡したトロールを追って駆け抜けたのが原因だという見立てを示す。

ハンス達はトロール防護用に送電線が張り巡らされたヨットナールのテリトリーに赴き、発電所の職員から三週間前に鉄塔が倒された事を知ると、TSTの小屋でヨットナールの出現を待ちながら夜を迎える。程なく、トマスの体調が悪化し始める。夜明け直前、地響きと鳴き声により、ヨットナール接近の兆候が現れ、ハンスは討伐の準備に取り掛かる。そこへ獣医師から連絡が入り、トロール達が狂犬病に罹っている事が伝えられ、ヨットナールがその感染元であり、トマスの不調も狂犬病が原因だと判明する。トマスは病院に連れて行って欲しいとハンスに請うが、ハンスは単身ヨットナールの討伐に向かう。

ハンスは車に搭載したライトでヨットナールにフラッシュを浴びせ、その体力を消耗させるが、ライトが電池切れを起こし、討伐まであと一歩のところで中断を余儀なくされる。ハンスは一旦退き、ライトを予備の電池に繋ぎ替えると、トマス達を乗せて猛り狂うヨットナールから逃走し、反撃の機会を探る。その最中、助けを求める地震学者が現れる。ハンスはその男を乗せ、ヨットナールから距離を取ろうと試みるが、ヨットナールに追いつかれ、車体を殴り飛ばされる。一同は辛うじて車外へ脱出する。ハンスは苦しみ喚くヨットナールに、テーザー型フラッシュを発射し、とどめを刺す。ヨットナールは爆発の後、崩れ落ちる。ハンスはトマス達をその場に残して姿を消す。

トマス達は映像を収めたHDDを持ち出し、引き揚げようとする。そこへフィンが部下を連れて車でやってくる。トマス達は逃走を試みるが、その途中で映像は途切れる。トマス達の消息は現在まで不明のままであり、政府はTSTの存在を認めていない。ところが2010年10月、首相は記者会見の場で、電力網について反対する人が多いという指摘に対し、それがトロール対策の為に必須であり、廃止する事はできないのだと発言する。それは記者には意味不明だったが、TSTを裏付ける表明だと考えられている。

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