チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

昭和の残滓か、珍走。

昨夕、病院帰りの道すがらに、バリバリバリと耳を劈くようなけたたましい爆音で走り抜ける一台の改造車に出会した。珍走車である。まだ絶滅していなかったのかという意外性もさることながら、僕が一番に驚いたのは乗っていた輩のナリである。ダッサダサの金髪リーゼントでキメたその粋がりぶりは、時代錯誤も甚だしく、まさに噴飯モノであった。「昭和か!」ってツッコミたくなるそのコテコテ感溢れる珍走車が、猛スピードで近づいて来るんだから、もうこんな表情でお出迎えするよりほかなかった。

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リアルでこんな顔したまま、目が合ってイチャモンでも付けられたらたまったもんじゃないので(一見してそれくらい異質でヤバそうな感じだったし)、さすがにジロジロ見るのは憚られたが。道行くヒトが誰しも振り返るくらいだったから、僕と同じような思いを抱いた方はいるんじゃないかなぁ。それにしてもああいった類のヒトは、どのようにして日々の糧を得ているのだろうか?最近のチンピラさんは一昔前と比べたら、随分と瀟洒な出で立ちをしてるとは思うので、パンピを装って社会に溶け込むのはワケないだろうが、あんな「つっぱることが男の~♪」系男子の居場所なんてあるのかいな。パッと見20代そこそこだったから、昭和の生き残りってワケでもないのかしら。ま、大きなお世話だしどうでもいいか。関わりたくないしさ。おっさんはちょっとコワモテのヒトとすれ違う際にも、目を伏せちゃうくらいのノミの心臓なんだもの。いやぁしかし、凄かったのですよ・・・。