チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

秋雨降る降る。

ゴロゴロと雷が鳴り始めた途端、猛烈な雨が降りだした日曜の朝。予報では今日は夕方まで大雨。明日もどうやら午前午後と通して雨が降りそうだ。毎日が引きこもり状態の僕は天候にさほど気を揉む必要は無いが、世間様は貴重な3連休であるワケで、ざま・・・元い、誠にご愁傷様である。明日には狙いすました様に台風の上陸が想定されていて、天気図を見るのが憂鬱になりますなぁ、いやはや。ときに、各地のダムの渇水状態はその後どうなったのかしらと、完全に他人事として忘れかけていたので、ちょいと調べてみたところ、大雨で貯水率が回復したようで何より。多摩でやってた人工降雨の効果の程はどんなもんだったんかな。事後報道が無いようだが・・・って言ってる側から、ゴロゴロドッカーンと落ちたぁ!焦った。テラコワス。

昨日はダグ・リーマン監督作「フェア・ゲーム」を鑑賞。2003年のイラク戦争に纏わる通称「プレイム事件」を題材にしたサスペンスドラマ。あーそんなこともあったっけくらいの認識でしかなかったのが恥ずかしいが、本作は事件の推移がコンパクトに纏まっており、不勉強な僕でもその概要を掴むことができた。開戦事由を大々的に世に問うた男性に対し、政府側は報復措置として、彼の妻がCIA職員である事を暴露するという、まさになりふり構わずの暴挙に出たこの事件。なんだかもう映画化を見据えたかの様な陰謀劇が実際に行われ、一つの国とその文化を消滅せしめんと戦争をおっ始めてしまうのだから、同盟国であるだけに戦慄してしまう。イラク戦争からはや10年、米国は再び戦争という血で血を洗う悲劇に直面しようとしている。あの戦争が教訓となり、またトラウマとなっただけに、今回は「慎重に慎重を期す」という構えこそ見せているが、巷間伝わる報道は果たして事実に基いているのだろうか。歴史が繰り返されることになっても、報復を恐れてそこに立ち塞がろうとする人がいないとしたら、空恐ろしいね。ところで本作主演のナオミ・ワッツは、今年公開の「ダイアナ」で故ダイアナ妃を演じているが、作品の評価はご当地英国でボロクソに酷評された様で、どんな仕上がり具合か気になるところ。トレーラーを観た感じではハマってる印象なんだが、はて。