チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

サクラチレ。

はぁ、暖かすぎて萎える。こんな風に思うのはおっさんだけかしら。昨日もジャブジャブのロード・トゥ・ハロワを歩いただけで、到着した頃にはじっとりと汗だく。最高気温は10度そこそこだったはずだけど、もう早くも憂鬱。トンキンでは桜が開花したとかで、「今年は暖かいのですぐ満開になります、お花見の予定はお早めに~」とかアナウンスしとる。「日本人は本当に桜が好きですねぇ」とかコメント付きで。僕のようなダークサイドに身をおく人間には、いわゆる「お花見」の魅力が全く理解できないんだわ。これまで一度もそんな機会を得たこともないし。まぁコレは友人知人の類が皆無だからなのだけど。聞くところによると、場所取り合戦から始まって、その後やいのやいのどんちゃん騒ぎするのでしょう?桜は皆が集まる口実に過ぎないような・・・。有り体に言えばダシでしょ?こんなコト言ったら野暮なのかしら。おっさん的に桜ってのは、その散り様から死生観とリンクする部分が多くて、そう考えると、ぼっちではらはらと舞う桜吹雪を身に受ける愛で方の方が、どちらかと言うと趣きがあるような・・・。とどのつまり、ファック・ザ・リア充さ。

 

映画鑑賞記

ニコール・カッセル監督作「私だけのハッピー・エンディング」("A Little Bit of Heaven" : 2011)

末期がんと診断され、余命を宣告された女が、本当の自分と向き合い、ポジチブに一生を終えていく様子を、愛や友情を織り交ぜて描くハートフルな作品。キャリアウーマンのマーリー(ケイト・ハドソン)は自由奔放な性格で、特定の相手に深入りせず、恋愛や結婚とは距離を置くタイプ。男遊びはするものの独身を貫き、公私ともに充実させてきた。そんな折、不調を訴え検査をすると、末期の大腸がんとの診断を下されてしまう。んで、こっから面白いのだけど、夢の中に神様(ウーピー・ゴールドバーグ)が登場して、「あなたは死ぬのよ」「最後に願い事を3つ叶えてあげる」とか言うワケです。マジかよってハナシなのだけど、何とはなしに願ったコトが現実になっていっちゃうから不思議。結局、マーリーはしんどい治療を止め、余命を受け入れる。死を意識して初めて心のわだかまりを解き放ち、自分を見つめ直すコトで、本当に望んでいたはずの人生を実現する。それこそが彼女の願いだったのですなぁと。イケメソ主治医と恋仲になったり、娘思いのやさすい両親や気のおけない友人に恵まれていたり。羨ましい限りです、ハイ。彼女の性格を反映して、悲壮感控えめのハッピーな最期となっており、鑑賞後感は頗る良かった。しかし、犬出すのズルいわ、かわいすぎるやろ(笑)

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