チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

人生レリゴ~♪

寝ても覚めても眠い。明らかに過眠である。カラダはともかくとして、ココロの方は12時間程度の睡眠を求めている様に感じる。症状的にはおそらく「新型うつ」で決まりじゃないかしら。元々は躁うつだったのに、ぼっちでダラダラと塞ぎ込んでいる内に骨抜きになってしまった、そんな感じ。一般的には新型うつ≒仮面うつな認識だし、医者でさえそう理解しているヒトが多いと聞くから、よもや自分は新型うつかも?なんてそうそう公にはできない。甘えだ怠けだと一蹴されて、それで終わってしまう。やれやれ5月はGMKZのおっさんにとってもダウナーな時候らしい。

アナと雪の女王」というディズニー映画が大ヒットしているらしく、国内興行収入で3D作品として初めてアバターを越えそうな勢いだとか。なんでも短く省略してしまうのが日本語の妙味だとして、「アナ雪」ってのはどうかしらと思わなくもないけど、とにかく老いも若きも、このGWはアナ雪で「レリゴ~♪レリゴ~♪」らしい。聞くところによると、みんなで合唱するスタイルの劇場もあるとか。ときに、行きつけのシネコンの空席状況を確認してみると、やはりアナ雪の客入りは他を圧倒しているのが分かる。メディアが扇動しているというワケでもなく、本当にレリゴ~ブームになっているのだ。まぁ、おっさんはディズニー作品はほとんど観ないので、さほど興味はないのだけど、「レリゴ~♪」は耳に残るよね。他の部分は聞いてないから、そこだけ口ずさんでしまうのさ。アラホーのおっさんがキモいよね。あーあ、人生レリゴ~♪な感じで毎日過ごしたいわ。

 

映画鑑賞記

ポール・シュレットアウネ監督作「チャイルドコール 呼声」("Babycall" : 2011)

ノルウェーのサスペンス作品。夫の虐待から命からがら逃れ、行政のサポートを受け、集合住宅の一室に住まうことになった母子、アナ(ノオミ・ラパス)とアンデシュ。ここなら知られることはないという保護観察官の言葉も信じられず、アナは尚も夫が訪れてきやしないかと恐怖に怯える日々。アンデシュに対しても病的なまでに過保護に扱い、通学は必ず同伴し、学校が終わるまで近辺で待機する心配ぶり。自宅でも常に安全を確認しようと、電器店で訝られながらもチャイルドコール(劇中ではベイビーコールと言っていたが)を購入してくる。ところが、そのチャイルドコールを使い出して程なくして、誰とも知れぬ子供の喚き声が聞こえ始めると。幽霊?幻聴?事件?アナは自らの置かれた状況に錯乱し、疲弊していくワケですな。

開始早々、アナの奇行が目立ち、アンデシュに対しても異様な言動を見せることから、大体オチは予想できてしまうんだよね。ただ、最後の結末はその予想を少し上回る衝撃的なモノだった。なるほど、それでチャイルドコールかっていうなんとも切ない鑑賞後感。ほぼ終始アナ目線で描かれていて、起こっている事象の虚実の判別が付かぬ様に進行するから、その演出にそのまま乗っかってしまう方が楽しいかなと。こういう作品観ると、夢と現実の境目に自信が持てなくなるわ。これから先、ボケてくると大変なんだろうなぁ。怖いよ・・・

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