チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

頼んますポリスメン。

昨日は一応、キックオフ前にガバっと起きて対ギリシャ戦を観戦したものの、精彩を欠くとかそれ以前の内容でしたな。トウシロが思うに、日本は敵失が無いと並み居る列強と伍する事すら叶わそうだけど、どうかしら。次は水曜日の早朝5時・・・

ときに先日来、ご近所トラブル案件で110通報をしていたのだけど、なかなか改善されんとです。電話口のオペレータさんが「はい、これからポリスメンが向かいますからね。」とは言うのだけど、実際仕事してんのかしらって訝しく思ったので、昨日は間を置いて観察してみた。結果はD警GJ。昨日に関してはちゃんと働きかけてくれた様だ。

本当は僕の様な底辺のおっさんが、善人面してこんなコトしたくない。社会からドロップアウトしてるGMKZの分際で何様だという自覚はある。それに本件に関しては、(詳細には触れられないけれど)僕に深刻な実害がもたらされるワケでもない。それでも誰か声を上げなきゃいけないのではないか?という極めて独善的な判断に基づき、ポリスメンに介入をお願いした次第。モンスター◯◯な感じに扱われてなきゃいいけど、電話口で「大丈夫ですよ」って言ってくれるから、今後も継続して監視していくつもり。レリゴー。これからもいっちょ頼んますポリスメン。

 

読了記

父という病 

幼少期の父親との関係がその後の人生にもたらす影響について考察した一冊。

 前著「母という病」を踏まえての本書という扱いになるのだが、これは母親と父親とでは子供との繋がり方が異なるという点が前提にあるため。前著では、子が概ね一歳半になるまでの、母親の子に対する愛着の態様が、その子の後々の心理的成長に大きな影響を及ぼす事が示されていたが、父親が母親の代役を務める事は難しいらしい。

子は母親と肉体的接触を伴って産まれてくるのであり、母子には生物学的に強い絆が作られるが、父親との間にはそれがない。極端に言えば、子が産まれた段階で生物としての父親の役割は失われるのだ。では父親は不要な存在かというと、人間においてはそうではなく、人類が社会的な営みをなす過程で、父親も子に対して母親とは異なる一定の役割を担う様になった。父と母とで、子の成長の局面で果たす役割が相補的な関係となった、ということらしい。故に、父親不在、或いは父親が父親としての役割を果たせない状況が、子に与える影響はそれなりに大きい。4歳頃に訪れるエディプス期を上手に克服できるか否かが、子の社会的成長を左右する鍵となるそうだ。

本書を読む限り、幼いころに父と母が冷戦状態に陥り、まともな親子関係を築けなかった僕が、腑抜けのGMKZになってしまったのも必定か。父親に恵まれないと健全たる父親像を確立できず、良き父親にはなれなそうだから、万年ぼっちの現状は生物学的には正しいとは思うが・・・。前著と本書を読んで、子育てがどれほど難しいか思い知ったし、自分には到底ムリだと分かった。

父という病 (一般書)

父という病 (一般書)

 

 

映画鑑賞記

アンディ・ムスキエティ監督作「MAMA」("Mama" : 2013)

MAMAという存在に取り憑かれた姉妹に振りかかる災厄を描いたホラー作品。

精神的に追い詰められたジェフリーは不仲の妻を殺害した後、二人の娘ヴィクトリアとリリーを連れ、車で逃亡を企てるも、人里離れた山中で事故を起こしてしまう。命からがら人気のない朽ちた山小屋に辿り着くと、ジェフリーは娘らを手にかけ、心中を図ろうとするのだが、その瞬間、暗闇の中で忽然と姿を晦ましてしまう。山小屋に理由も分からず残された幼い姉妹に、不気味な影が忍び寄る。それから5年が経ち、ジェフリーの弟ルーカスは私財を投げ打ってまで、行方不明のジェフリーらの捜索を続けていたが、ある日、山小屋で野生児の様に変わり果てた姉妹が発見される。何者かの庇護を受けていた形跡があり、また姉妹らがしきりにMAMAと口にし、その存在を仄めかすのだが、姉妹の治療を担当するドレイファス博士は解離性同一性障害を疑う。一方、ルーカスとその妻アナベルは姉妹の養育を希望し親権を主張するも、収入の不安定な彼らが姉妹を養育するのは困難と見られた。そこでドレイファス博士は継続して姉妹を観察する事を条件に、研究用の家を彼らに提供する。夫妻と姉妹の共同生活が始まるのだが、姉妹の側にはMAMAの存在が常にあった。

もの凄くざっくり表現してしまうと、MAMAはどこか貞子を彷彿とさせる趣深い存在ですな。非業の死を遂げた哀れな女性が、異形の姿と化し姉妹の前に現れる。その様がちょっと笑っちゃうほどキモくて、違う意味で怖い。序盤から中盤にかけては良い感じにジワジワ来る系のホラーなのだけど、終盤から急にファンタジーテイストが強まって、この辺にギレルモ・デル・トロ製作っぽさが出ているかなという印象。結局MAMAって良く分からず仕舞いなのよね。MAMAに魅入られた姉妹ヴィクトリアとリリー役の子がそれぞれ熱演というか、怪演すぎて舌を巻いた。ものすごいポテンシャルを感じる。なぜかインディーズバンドのベーシストという、一風変わったアナベルを演じるのがジェシカ・チャステイン。彼女の黒髪パンクファッション姿が新鮮。

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