チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

盆WEEKの寂寥感。

昼夜逆転を逆転させ、良い感じに生活リズムが復調しつつある。早朝、ゴミ出しに行くとひんやりした空気がなまら心地よい。そして何より静かである。世間様が盆WEEKに入り、お休みモードで車が少ないからかも知れない。なにやら昨日今日辺りが帰省ラッシュのピークだとか。

おぼんぼぼんぼんぼん♪とは歌ってみたものの、僕はアラホーのこの齢になっても、いまだに「お盆」というのが具体的に何をする期間なのか知らない。なんとも恥ずかしいハナシだ。墓参りなんて30年近くしていないし、親族の墓がどこにあるのか知らない。それ以前に親族構成が不明である。親族が一堂に会する機会なんて無かったし、親戚付き合いもほとんど無かった様に思う。それ故、これまで帰省らしい帰省なんかしたことがないし、冠婚葬祭の類に列席したことすらない。絶望的に世間知らずである。

尤も、帰省したとして、仮に甥っ子姪っ子なんかいた暁には、小遣いの一つでもあげなきゃいけない齢だし、「おじちゃん、お仕事は?」的なムショクあるある事案に苛まれる必要がないのは、気楽と言えば気楽である。親族の中で自分だけGMKZだったらさぞかし針の筵に違いない。僕と言えば、行旅タヒ亡人にでもなって無縁仏逝きするのが既定路線だから、千の風にでもなって大空を吹き渡ってやろうと思う。ヒューヒューだよ!みたいな。

 

映画鑑賞記

クリストファー・ランドン監督作「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」("Paranormal Activity : The Marked Ones" : 2014)

ファウンド・フッテージ型ホラー作品。シリーズ5作目。超常現象に遭遇し、翻弄されていく若者たちの顛末を描く。

ジェシーは父親、姉、祖母とアパートで暮らすごく普通の青年。晴れて高校を卒業した彼は、親友のヘクターと共に、購入したばかりのビデオカメラであれこれ撮影する事に夢中になっていた。ジェシー一家が住む部屋の階下には、周辺住民に変人と揶揄されるアナという女が住んでいた。ある日、ジェシーとヘクターは、アナの部屋から通気口を通じて聞こえてくる奇妙な話し声を聞く。興味本位からカメラで盗撮を始めた彼らは、アナが裸体の女に怪しい儀式の様な事を行っているのを目撃するのだが、奇しくもその夜、アナは何者かによって殺害されてしまう。ジェシーとヘクターは何が起きたのか探るべく、アナの部屋に侵入し、そこで黒魔術に関して記された一冊のノートを発見する。やがてジェシーの体に原因不明の異常が起き始めるのだった。

一応、シリーズの正統な続編なのだけど、ナンバリングタイトルではなくスピンオフ的位置づけらしい。それ故、終始カメラで撮影するスタイルのファウンド・フッテージではありながらも、前作までとは趣きがかなり違う。何を期待するかにもよるのだろうけど、個人的には退屈な作品だったかなと。もはや「パラノーマル・アクティビティ」ですらないし、凡百あるオカルト・ホラーの一つに過ぎないと思う。脚本にさほど魅力がないから、危険が迫っている時にいつまで悠長にカメラ回してるんだっていう、そもそも論の部分が気になり始めて、なんとも残念であった。まだ続編製作の予定があるそうだけど、この分だとあまり期待できないかも・・・

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