チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

クリスマス・イズ・デッド?

鼻の調子が少しずつ良くなってきたが、連動して悪化したアトピーのせいで肌がバリバリのジェミラフェイス。この顔を鏡で見るにつけ、タヒにたくなる。クスリを塗って睡眠。これしか回復の術がない。せっかくのクリスマスだから、年に一度のアルコールを解禁しようかと考えていたが、体調を考慮して控えておいた。正月に缶ビール1本くらい飲みたい。

昨日の昼過ぎ、諸用でローソンに寄ったら、クリスマス当日だというのに、売れ残りのクリスマスケーキがいくつも半額で処分品扱いとなっていた。無類のスイーツ好きの僕は、かなりココロを揺さぶられて、思わず手に取ってしまったが、まだブンイレさんのかまくらを半分残しておいたし、そうでなくとも贅沢の限りを尽くしてしまっていたので、グッとこらえて買わずに店を後にした。当日の昼間にもう処分してしまうとは、やはりクリスマスのピークはイヴなのかしら。

お金持ちになったら生クリームの海に溺れたい、というのが僕の子供時分からの夢で、アラホーになった今でもその辺は余り変わっていない。なにせカラダは大人、ココロは子供の逆コナン状態だから、夢のスケールが陳腐で幼く小さいのだ。海は現実的に無理だとしても、バケツいっぱいの生クリームに顔を埋めて、飽きるまで食べ尽くしてみたい。

ときに今年は、クリスマスムードがやや下火になってきている?的な論考を、ほうぼうで目にする機会があったが、現下の景況感がクリスマスのプレミアム感さえも押し下げているのだろうか。それともみんなもうクリスマス自体に飽きてしまったのだろうか。リア充カップルの絶対量が減ってきているのかもしれない。そもそもクリスマスにリア充カップルが乳繰り合うのは日本くらいだそうじゃないか。しかしその一方で、ハロウィーンなんかが台頭してきているから不思議なものだ。

おっと、サンタが来たようだ。

 

映画鑑賞記

ポール・W・S・アンダーソン監督作「ポンペイ」("Pompeii" : 2014)

ヴェスヴィオ火山噴火に伴い、大災害に見舞われるポンペイの街の行方を描くディザスター・アクション作品。

紀元62年、コルヴス(キーファー・サザーランド)率いるローマ軍はブリタニアに攻め入り、ケルト騎馬民族を皆殺しにする。難を逃れた幼きマイロだけが唯一人、ケルトの生き残りとなった。その後、マイロは奴隷商人に捕らえられ、生死を賭けた剣闘に明け暮れる日々を余儀なくされる。そうして17年の月日が経ち、マイロ(キット・ハリントン)は比類なき剣闘士に成長していた。マイロはその腕を見込まれ、より大きな闘技場で見世物にしようと、ポンペイの奴隷所有者に売り飛ばされる。道中、ローマからポンペイへの帰路に就いていた、裕福な商人の娘カッシア(エミリー・ブラウニング)の馬車が事故に遭い、マイロがそれに首尾よく対処したことから、カッシアはマイロに好意を抱く。ところが、ポンペイに到着したカッシアを追って、ローマから元老院議員コルヴスが配下を引き連れ訪れる。表向きは皇帝の意を受けたポンペイへの投資だったが、実はカッシアを娶ろうという魂胆で、カッシアはコルヴスから逃れる為にローマを離れたのだった。一方、マイロはコルヴスを讃える為に開催される剣闘大会に出場させられるのだが、カッシアのマイロに対する好意を見抜いたコルヴスは、マイロが大会で死ぬように仕向ける。マイロはケルト皆殺しの首謀者コルヴスへの復讐心に駆られる。その最中、ヴェスヴィオ火山の噴火の兆しが次々に現れ始めるのだった。

基本は奴隷の男マイロと良家の女カッシアの恋物語+マイロのコルヴスへの復讐譚で、そこに大都市ローマと地方都市ポンペイとの政治問題、闘技場での剣闘大会なんかが絡み、極めつけがヴェスビオの大噴火でポンペイが灰燼に帰すという、いろんな要素てんこ盛りでドラマチックな展開が繰り広げられるアクション作品。孤児となったマイロは奴隷にされ、腕っぷしの立つ剣闘士へと成長。カッシアとの偶然の出逢いから互いに惹かれ合うも、元老院悪徳議員コルヴスが恋路を阻むと。マイロが死ぬようにセッティングされた競技が行われている最中、ヴェスヴィオ火山が大噴火。ポンペイの街に噴石や溶岩が降り注ぎ、人々が死に絶えていく中、マイロはコルヴスへの復讐を果たし、カッシアと結ばれる事ができるのかってハナシ。闘技場のシーンはライトなグラディエーターといった感じで、あっさりとしたものだけど、後半の噴火以降はどのシーンも圧巻。街には夥しい数の噴石、噴煙が降り注ぎ、市民を押し潰す。その上、地震由来の大津波まで発生し、逃げ惑う人々を無慈悲に飲み込む。近年、地震津波、火山の全ての被害を経験した日本人には、なかなか見るに忍びないシーンの連続でもある。人によってはエンタメと割り切って見られないかも。キーファー・サザーランドが冷徹な悪役として、もちろん銃ではなく剣を振りかざし、マイロを追い詰める。逃した女を追って、はるばるローマからポンペイまで赴いちゃう熱の入りっぷりで、強引に連れ帰ろうと企む卑小さがキーファーらしくなく、逆に味わい深いかなと。

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