昨日は夕方頃から暴風雪が強まり、度々轟音に見舞われた。結局、一歩も外に出なかったので、辺りがどんな状態になっているか分からないのだが、窓に打ち付けられた雪の礫から察するに、相当激しく吹き荒れたのだろう。今日も、昨日ほどではないにせよ、吹雪の予報となっており、今も外は視界がほとんど効かない。T.M.Revolutionが、往年の名曲WHITE BREATHでも歌い出しそうな荒れ模様である。しかし、今日は流石に外出しないワケには行かず、困った。なんとか吹雪の間隙を縫って、洗濯をしに行く必要がある。ところで、ダラダラし過ぎる余り、今朝のゴミ出しタイムを寝過ごしてしまったのが悔やまれる。いよいよ携帯のアラームでは起きられなくなってしまった。
ときに一時、鳴りを潜めていた使P誤（ツカピーゴ）が、最近また表示され始めたのだが、今度は専ら使P故（ツカピーコ）だけの様だ。他の広告は何がどう表示されても構わないが、コレだけはなんだか癪に障る。どうしてこんな広告が罷り通るのか、グーグルの基準は理解できない。
これとは別件でこんな報道も見かけた事だし、胡散臭い広告は一掃して欲しいのだが・・・
映画鑑賞記
ロジャー・ミッシェル監督作「恋とニュースのつくり方」（"Morning Glory" : 2010）
低迷の続く朝の情報番組を担当する事になった、新任プロデューサーの女が、番組の再建に奮闘する様を描くコメディ作品。
ニュージャージーのローカル局で、早朝の情報番組にサブプロデューサーとして携わっているベッキー（レイチェル・マクアダムス）。根っからの仕事人間の彼女は、恋愛なんかそっちのけで、早朝から深夜まで働き詰めの生活を送っていた。ところがある日、局の業績不振を理由に、彼女は突然の解雇を言い渡される。落ち込んでいる暇もなく、彼女は早速就職活動を開始する。彼女は大学を中退しており、これといった実績にも乏しかった為に、活動は難航したが、ニューヨークの全国ネット局IBSで面接の機会を得る。熱意が功を奏してか、彼女は、低迷の続く早朝の情報番組「デイブレイク」のプロデューサーに採用され、番組の立て直しを命じられる。番組の製作スタッフはクセのある面子ばかりだったが、彼女は持ち前の思い切りの良さで、番組をどんどん改革していく。真っ先に手を付けたのがメインの男キャスターの変更だった。新任キャスターとして、彼女の尊敬する偉大なジャーナリストで、IBSの契約キャスターであるマイク（ハリソン・フォード）へ打診を試みる。マイクはその最盛期を過ぎ、返り咲きを狙っているとベッキーは察していた。ところが、マイクは局との契約を盾に取り、ニュース番組以外には出演しないと、頑なにベッキーを拒絶する。ベッキーはそれでもマイクを強引に説き伏せ、デイブレイクに招き入れるのだが、もう一人のキャスター、コリーン（ダイアン・キートン）とソリが合わず、番組は低迷をなかなか抜け出せない。そこへ局から番組の打ち切りが言い渡されてしまう。
仕事人間のアラサー女子ベッキーが、情報番組の再建と、自身の恋愛とのバランスに苦慮しながらも、がむしゃらに頑張っちゃうコメディ。兎にも角にも、レイチェル・マクアダムスのバイタリティに溢れた演技が、暑苦しくてしょうがないのだけど、それがハンパなく可愛いのよね。一日中、仕事の事ばかり考えているものだから、デートをしていても頭の中は仕事モードで、男の事はそっちのけ。常にこんな感じだから男っ気がまるでなく、地方の垢抜けない女子という感じ。そんな頑張り屋の彼女が、突然の解雇通告を受けてしまうワケだけど、縁あって全国ネット局の職を得ると。ダメ元で任されたのが、またもや朝の情報番組で、著名なジャーナリストで契約キャスターのマイクを引き入れ、番組は再始動。しかし、マイクは情報番組には全く乗り気ではなく、硬派なニュース番組を志向する余り、ぶっきらぼうに振る舞い、ベッキーの意向も聞き入れやしない。そうこうしている間に、番組は打ち切りを言い渡されてしまい、ベッキーは起死回生の策に打って出ると。その最中に、ベッキーは局内の別の部署で働くアダムと恋仲になり、今度こそ成就させられるのかってのも見所。ベッキーの大ぶりな言動や、マイクとのやり取りが軽妙でとても可笑しく、大いに楽しめた一作だったかなと。
