チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

モノが忽然と姿を消すという現象に直面した時に考えた事が実に厨二臭い。

汚部屋暮らしをしているから、モノが紛失するという事がしばしば起こりうる。子供の頃から病的に片付けや整理整頓ができない性分だから、アラホーの今になって改善の見込みはもはや無いのだが、せめてモノの総量が増えない様にはしたいとは考えている。考えているのだが、一方で物欲の権化の様なところがあるから、どうしても次から次へと新しいモノを買い足してしまい、部屋中にモノが溢れて収集がつかず、結局汚部屋化に拍車がかかる。

なぜこの様な事を書き始めたかと言うと、昨晩、ハサミが忽然と姿を消したからである。ハサミは専ら郵便物の開封に使うくらいだが、最近ではバナナを房から切り離す時にも使うから、ほぼほぼ毎日、同じ時間に使う。ところが昨晩、バナナを切り離した直後からハサミが見当たらなくなった。ハサミには定位置があるから、使い終われば無意識にそこに戻すのがデフォなのに、どこを探しても見つからない。まさに「ありのまま今起こったことを話すぜ」状態で、自分でも何をどうすればそうなるのかさっぱり分からない。百均で買った極々普通の工作用ハサミで、こんなモノが忽然と消えるとすれば、異次元からの介入か何かがあったとしか思えない。端的に言えばいたずらだ。こう考えた時、現在の人類からは計り知れない進化を遂げた、未知の存在がいる事が期待されて、僕はワクワクする。しかし、ハサミは返して欲しい。

差し当たり不便なのは、今日食べるバナナを切り離せない事で、また百均で買って来れば悩む必要も無いのだが、消えたモノが何かの拍子で見つかる事も稀にあるから、どうすべきが思案に暮れる。そんな週末。