チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

午後3時の女たち

ジル・ソロウェイ監督作「午後3時の女たち」("Afternoon Delight" : 2013)[DVD]

裕福で満たされた生活に退屈さを感じる主婦が、若い売春婦との出会いを通じて、その生活を一変させていく様を描くコメディ・ドラマ作品。

 

レイチェルはロサンゼルスの高級住宅街シルバーレイクに、アプリ開発で成功を収めた夫ジェフと幼い息子ローガンと暮らす専業主婦である。レイチェルは大卒後、就職するも仕事に飽き足らずに退職し、現在は育児の傍ら、ママ友達と付き合いながら、毎日をしどけなく過ごしている。また、レイチェルははっきりとした理由も無く、ジェフの誘いを拒んでしまい、セックスレスが続いている事から、精神科医レノアの元へ定期的にカウンセリングに通っている。

ある夜、レイチェルは親友ステファニーに誘われ、刺激を求めて互いの夫婦同士でストリップクラブに遊びに行く。レイチェルはそこで19歳と称するストリッパー、マッケナのエロティックなサービスを受け、惑わされる。性的に触発されたレイチェルは、帰宅するや否や、ジェフの誘いに応じようとするが、飲み過ぎで嘔吐してしまい、ムードを台無しにして好機をふいにする。

後日、レイチェルは日中に再びストリップクラブの前に赴き、傍の移動販売カフェで偶然を装ってマッケナと再会する。レイチェルは連日、カフェに通ってはマッケナと会い、互いの境遇を明かす事で親交を深める。レイチェルはマッケナに倣って初めてのタバコを吸うなど、感化されていく。

ある日、マッケナがクラブとトラブルを起こし、追い出され、住処を失う。その場に立ち会ったレイチェルは居ても立ってもいられず、ジェフに無断でマッケナを自宅で庇護する事を決め、かつて家政婦が住んでいた部屋を貸し与える。その夜、レイチェルはジェフに事後報告するが、ジェフは困惑する。

マッケナはレイチェル達と暮らし始めて間もなく、自らが金払いの良い特定の顧客を持つセックスワーカー、即ち売春婦であり、ストリップクラブが客と繋がる場所に過ぎない事を明かす。レイチェルは戸惑いながらも、違う生き方を模索する様にマッケナに諭す。レイチェルはマッケナにセックスワーカーから足を洗わせるべく、ローガンの子守と幼稚園の送迎を任せる事にするが、ジェフは否定的な意向を示す。

レイチェルはママ友達に、マッケナがセックスワーカーという事実を伏せ、業者の紹介で雇った新しい子守だと紹介する。レイチェルはマッケナの生き様をブログにして、世の中に発信しようと目論み、セックスワーカーとしての仕事への姿勢をマッケナに尋ねる。マッケナは実年齢が22歳だと明かすと、仕事で出会う欲求不満の男は、その妻がセックスを拒む傾向にあり、同情すると説く。レイチェルはその言葉に触発され、昼間からジェフとしばらくぶりのセックスに興じる。

ジェフの不在時に、マッケナがレイチェルの不調を慮り、マッサージを施す。レイチェルはマッケナの言動により一層、惑わされていく。マッケナはレイチェルの思惑とは裏腹に、母親が金で困っているという理由で顧客の元へ向かう様になる。

後日、レイチェルはママ友会の行事をすっぽかし、メイクをばっちり施してマッケナの仕事に同行する。レイチェルは、第三者に見られると興奮するという顧客ジャックとマッケナのセックスに付き添い、ジャックが果てるのを傍で見守る。当惑したレイチェルは、帰宅後、ジェフと激しいセックスに興じる。

翌夜、レイチェルはママ友達と女子会に出かける事になり、ママ友の一人、ジェニーはマッケナに皆の子供の子守を依頼する。レイチェルは前日の一件からマッケナに嫌悪感を抱き始めており、ジェフを通じて子守のキャンセルを伝える。ジェフはレイチェルに抵抗感がある事をマッケナに明かす。子守の準備をしていたマッケナは落胆する。

レイチェルはママ友会に出かけ、ジェフは自宅に父親達を招いてトランプに興じる。レイチェルはママ友達と酒を飲み交わし、あけすけにプライベートを語り合って楽しむ。その最中、ステファニーは第二子の妊娠を打ち明ける。レイチェルは自分だけ子供が一人である事を卑下する。一方、マッケナは父親達の集まりに加わり、トランプに興じる。

レイチェルは飲み過ぎて羽目を外し、過去の中絶経験などの下品な話を見境なく語り、皆の顰蹙を買ってしまい、会がお開きになる。一方、マッケナは下着姿になって父親達を誘惑し始める。ジェニーの夫マットが泥酔して誘惑に乗り、マッケナとのセックスに応じてしまう。そこにレイチェルがジェニー達と共に帰宅する。ジェニーは情事を交わした直後のマットを目の当たりにして激昂し、マッケナに所属先を問い質す。マッケナが売春婦だと明かすと、ジェニーはマットに離縁を宣告してその場を後にする。レイチェルは自責の念に苛まれ、ジェフはマッケナに出て行く様に命じる。

翌朝、レイチェルはマッケナが荷物を纏めて出て行くのを見届ける。その後、レイチェルとジェフの関係は険悪となり、些細な事からローガンの目の前で激しい口論が生じる。ジェフは自分に売春婦を宛てがったのか、或いはレイチェルがレズビアンでは無いのかと問い質す。レイチェルはマッケナを助けてあげたかったのだと弁解し、平凡な毎日が退屈なのだと嘆く。ジェフは子供が一人だけで良いと言ったのがレイチェルだと詰り、家を出る。

その後、レイチェルはママ友達に疎まれる様になる。レイチェルはジェフに和解を申し入れようとするが、連絡を拒否される。レイチェルはレノアに事情を打ち明ける。逆にレノアはパートナーと別れた事を明かして悲嘆すると、誰かと一緒に暮らす事が当たり前になっていないかと指摘し、失って初めて真実の愛に気付くのだと説く。

その夜、レイチェルはジェフが身を寄せている友人の家に、ローガンを連れて訪ねる。レイチェルとジェフは互いの非を認め、和解する。後日、レイチェルは以前とは別のクラブの前でマッケナを見かけ、元気そうにしている事を知る。レイチェルはジェフとより愛を深め、家族は再生する。

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