チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ポンコツベッドのスプリングが背中に当って痛いのだがどうにかして快眠は得られないものか。

昨夜も頻繁に中途覚醒した。この十年近く、眠りに就いてから一度も目覚めないまま朝を迎えるという事が皆無に等しい。昨夜の場合は例の排水口のパラノーマル・ゴボゴボティでも叩き起こされ、更に隣人Xのネットとの会話が騒々しくて起こされた。ベッドは劣化が進んでおり、要らなくなったバスタオルを六枚重ねにしても、スプリングが背中に当って痛い。快眠とは程遠い状況なのだが、寝床があるだけまだマシだと考えたい。しかし、この分だと腰痛は悪化こそすれ、治る事は無いだろう。ときに、Xは昼夜逆転に近いライフスタイルの様で、自ずと私のそれと真逆になり、日中は割合静かなのだが、いったい何者なのか図り知れない。向こうとて私の事をそんな風に考えているかも知れないし、逆に全く気にかけていないかも知れない。私としては、彼奴の素性、せめて年齢くらいは知りたいのだが、ン年間も隣に暮らしていながら、未だに顔を見た事も無い。隣人と言えば、逆側の空き部屋にはここ数日清掃業者と思しきおっさんが出入りし、何やら騒々しく作業をしている。今まではこんな事が無かったから、ひょっとしたら新たな入居者が決まったのかも知れない。こんなボロアパートに入居するのは、私の様なガチ底辺か、或いはその近傍に漂っているおっさんと相場が決まっているし、できれば誰とも顔を合わせたくないので、入居しないで欲しいと願いつつ、今日もヒキ暮らしのうんこ製造機な私であった。いつの間にか不可解な腹痛は治った様だ。

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