チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

シャマラン×マカヴォイの最新作「スプリット」は内容も然ることながら主役の女子高生が最高。

昨日はM・ナイト・シャマラン監督、ジェームズ・マカヴォイ主演の最新作「スプリット」映画館で鑑賞してきた。ここ数年のシャマランはやや微妙な作品を連発していたが、前作のヴィジットでスリラーの名手っぷりが戻ってきた感があったので、新作には期待していたところだった。しかも、演技派イケメソたるマカヴォイがガチでクリーピーな役どころを演じるのだから、是非とも映画館で観ておきたかった。誘拐された3人の女子高生対23の人格を持つ謎の男という触れ込みで、その設定からしてニンマリせずにはいられなかったが、ややもすればどっちらけのB級スリラーに堕してしまわないかという不安もあった。しかし、序盤からマカヴォイの神演技に圧倒されて、そんな不安もあっという間に掻き消されてしまった。23の人格全てが出現するワケでは無く、実際には10にも満たないくらいだったが、それでも顔つきや仕草、訛りなどが瞬時に変わるその様子は非常に説得力があり、終始魅せられっぱなしだった。こんな天才的な俳優がほぼほぼ私と同世代なのがなんだか我が事の様に嬉しい。物語の大半は、地下に設けられた隠れ家の様な場所で繰り広げられ、そんな極限的な状況がまたシャマランらしい世界観に彩られていて、痛快さすら覚えた。しかし、私がこの作品で何より気に入ったのは、主役格の女子高生を演じているアニャ・テイラー=ジョイという子だ。まだキャリアは浅い様で、私は彼女を初見だったのだが、すっかりファンになってしまった。ちなみに、最後の最後でブルース・ウィリスがワンカットだけ出現するので何事かと思ったのだが、なんと本作はアンブレイカブルと合流し、続編へと繋がるらしい。つまりブルース・ウィリスサミュエル・L・ジャクソンジェームズ・マカヴォイ、そしてアニャ・テイラー=ジョイが共演するのである!どんな作品になるのか全く想像もつかない。あゝ胸熱過ぎて堪らない。

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