チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

新作スパイダーマンは主役が15歳に見えない事以外はほぼほぼ傑作だった様に思う。

昨日は公開日に観に行きたかった新作スパイダーマン ホームカミングを一週間遅れて観てきた。IMAX3Dで観たかったが財政的に余裕が無いから2D版で我慢した。というか、そもそも前作のアメスパが二作目で打ち切られたのが不満だったし、もうスパイダーマンは映画館で観なくても良いかしら、いやいやアベンジャーズに繋がるならやはり映画館で観ておくべきかしら、などと揺れ動く程度のテンションだったので、2D版を選ぶのは必定だった。蓋を開けてみると、今回のスパイダーマンはこれまでシリーズのどの作品とも赴きが異なっていて、相当に見応えがあり、期待を大幅に上回る出来だった。これは本国で高い評価を得たのも納得できる。超人的な能力を手に入れた15歳の少年が、調子に乗ってコテンパンにやられ、挫折を経験するも、それを自ら克服し、ほろ苦い経験を経て大きく成長する的な、軽妙で起伏に富んだストーリーが実に面白かった。アベンジャーズの一作品として、シームレスな流れの中に位置づけられているのも好感が持てた。主演のトム・ホランドが15歳という設定に違和感を覚えないでも無いが、まあそこは目を瞑ろう。ヴィランのバルチャーを演じるマイケル・キートンが、60代とは思えないカッコよさでますます好きになってしまった。これはIMAX3Dで観たかったなぁ。