チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

世間様が熱狂して止まない「君の名は。」が地上波で放送されたそうだが生理的に受け付けない私は当然スルーした。

正月三が日が終わった。NHKはもう通常の平日編成に戻っている。きっと世間様の大半は今日から仕事始めなのだろう。いっそ今日明日も休みにして、七日までぶち抜きで連休にすれば良いのに、社会はそれを許してくれないのかしら。私の様に、布団ミノムシの状態で豆乳カフェラテを啜りながら、延々と動物動画を観ている能天気なおっさんはそうそうおるまい、というか絶無だろう。「タヒなせてください!」とばかりに世界の片隅でタヒを叫ぶ日は続く。ちなみに世界の中心で愛を叫ぶなる映画は観ていないので、なぜ「助けてください!」と叫ぶのかは知らないし、知りたいとも思わない。ときに映画と言えば、昨夜は地上波で初めて「君の名は。」が放送されたらしいが、当然私は観なかった。私の性格が天邪鬼気質という事もあるが、映画館で予告編を何度見せられても、世界的に高く評価されていると聞かされても、どうにも観たいという気持ちが湧かなかったのである。実際に観たら面白いのかも知れないし、ひょっとしたら己の不明を恥じて神作認定してしまう程のマスターピースなのかも知れない。しかし、世間様があれだけ熱狂した「シン・ゴジラ」を唾棄すべき駄作と認定した私だから、それ以上に大ヒットした「君の名は。」に至っては完膚なきまでにクソミソに貶す事も十分に考えられ、この先も観るつもりは無い。