チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

男子の貞操 僕らの性は、僕らが語る

坂爪真吾著「男子の貞操 僕らの性は、僕らが語る」(2014)

男子の貞操: 僕らの性は、僕らが語る (ちくま新書 1067)

男子の貞操: 僕らの性は、僕らが語る (ちくま新書 1067)

 

著者は障害者に対する射精介助など、「障害者の性」に取り組んでいるNPOの代表で、性の問題を個人だけで抱えるのではなく、社会全体で解決していこうという、新しい「性の公共」の確立を目指している方だ。まず序盤の、我々はどうやって射精に導かれるのか?それはお上の手によってなされる、という考え方が目から鱗だった。何によって性的興奮を得るのかは、国が何をどう規制するかによって変わってくるワケだ。こんな風に性欲を捉えた事は一度も無かった。恋人を作ろうと思ったら、当然の事ながら社会にコミットするのが最短の道であるとか、夫婦生活を営む上で、仮に性的に不能になっても会話でセックスできるとか、世の男性諸氏必読の知見に溢れている良書だと思う。僕は著者に感服した。

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